著者: Tomo Tomo
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テル – 癖 – を見抜くためのヒント

基本情報

難易度:
少しのトレーニング
備品は必要?
人気・知名度:
リスク:
適用ゲーム:
5カードオマハ 7カードスタッド バドゥーギ HORSE オマハ ハイ/ロー ラズ ショートデッキ テキサスホールデム

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【TELL/テル】相手の態度からハンドを読む

Poker Tellsポーカーで勝つには、ポーカーフェイスでいることが重要です。

ブラフをしている時も、相手を罠にはめるときも、表情を変えることなく平常でいる必要があります。

プロポーカープレイヤーであり、ポーカー理論の先駆者でもあり、多くのポーカー書籍の著者でもあり、カジノのストラテジスト、支配人を勤めたこともあるマイク・カロは、相手の態度や仕草、無意識に行う癖などからハンドの手がかりを得る重要性を強調し、多くの本を出版しています。

その中でも有名なのは「POKER TELLS(ポーカーは告げる)」で、この本が出版されるまでは態度から手がかりを得る「テル」と呼ばれるストラテジーを語った本はありませんでした。

「なるほど」と感心する興味深い内容も多いので、皆さんにもかの有名な「カロ理論」の重要なものを集めご紹介します。

一度はこれらの「カロ理論」に目を通しておくと参考になりますよ。

カロ理論の基本:弱いは強く、強いは弱い

人々は相手を騙そうとする場合、一般的に事実とは反対の行動を取るものですね。

カロ理論でも、相手が望む方向とは反対の行動をとってみせることが高いことを述べています。

それでは、カロが教える「相手の態度から読むハンドの可能性」を見ていきましょう!

マイク・カロ

マイク・カロ/Mike Caro

強いハンドを持っている相手の態度

故意に仕草で相手に情報を与えようとしている場合、強いハンドを持っているので要注意!

相手の態度や行動が自然なものか、ふりをしているのかを見抜く必要がありますが・・・

地味な態度

相手を警戒させないため、強いハンドを持っている時の相手の態度は地味になります

神経質な態度

ふりをしようとすると、得てして大げさになりがち。神経質さが大げさならば、良いハンドを持っています

スターティングハンドを確認した後カードを両手で覆う

良いハンドを持っている場合、保護したいという本能が表れ無意識に行う動作です

ため息/肩を落とす/諦めたような態度

弱そうに見せて相手のコールやレイズを期待しています

コール/レイズに時間をかける

迷っているふりをし、わざとコールに長い時間をかけます

カードに視線を向けず無関心を装う

あたかも大したハンドを持っていないように振る舞い、相手がアクションを起こすのを期待しています

フロップが開かれたらちらっと見てすぐに目を脇にそらす

良いカードが現れるとボードを長くみることはありません

自分や相手のチップを一瞥する

相手や自分のチップを一瞥した場合、どのくらいベットをするか考えている証拠。良い手を持っています

相手のカードを眺める

カロ理論によると、この仕草も相手にコールさせたりレイズを誘っているのだとか

混乱や恐れを見せる

相手にコール/レイズをさせようとする手段です

アクション後、何かを手に取る

良いハンドを持っている際は、アクション後、人々が良く取る行動と言われています

常にチップに触れていた相手があなたのアクションの際、突然手を止める

カロ理論ではこの行動は強さの現れなのだとか

探り合い

この他にもよく言われる良いハンドの態度は

  • 流暢に会話をする
  • 手が震えている
  • 満面の笑みやリラックスした笑顔
  • 目は開いているがまばたきをしない
  • 視線はフロップを見つめ、目の端でプレイヤーを見る
  • 顔が赤くなったり高揚した様子
  • 大きく息を吸ったり、呼吸が早い
  • ベットする行為に焦りが見られる
  • アクションがよりテーブルの中央に向かう
  • チップを慎重に、静かにポットに滑らせる

などがあります。

弱いハンドを持っている相手の態度

以下の一般的なポイントを見ると、相手に弱いハンドだという事を知られまいと平常心を装う努力をしますが、意識せずに態度に現れることが多いようです。

強いハンド?弱いハンド?

相手を凝視する

相手に鋭い目を向ける場合、ハンドは強くありません

自分のカード、ボードの長い注視

良いハンドほど無関心を装うもの。長い注視は良いハンドではありません

口を手で覆う

感情を隠す時に人々が取る行為です。ほとんどの場合、弱いハンドでしょう

見透かしたような態度

あなたの戦略が分かっているように振舞うのは弱いハンドを持っている証拠

自分のアクションの際、チップに触れる

ベットしようかと考えているように見せるための威嚇です。実際のハンドは強くありません

ベットした後に再びハンドを確認する

ブラフをしているプレイヤーがよく行う行為です。良いハンドなら確認することはないでしょう

素早いアクション

自信があるように振舞っていますが、ハンドは弱い事がほとんどです

派手なアクション

チップを投げるように出したり勢いよく押し出すなど、自信を見せていますが弱いハンドの裏返しです

仕草で読む

他にも弱いハンドの際の傾向としては

  • 支離滅裂、甲高い、または不自然な話し方
  • 息を止めて動かない
  • 多くのチップを手に取る
  • 自分のホールカードをぞんざいに扱う
  • ミスした時に息を吸って、ぼんやりと宙を見ている
  • 口で息をする
  • 唇を舐めたり、突き出したりする
  • 口の中で舌を動かす
  • 目を細める
  • まばたきが多い
  • 笑顔を見せる
  • 自分を抱きしめるような動作を取る
  • 自分を落ち着かせるために、手、腕、足、首、髪、鼻、唇、あごなどをこする
  • 神経質に手を揉む、押す、握る
  • チップをもてあそんでいた手が止まる、貧乏ゆすりが止まる、ガムを噛むのをやめるなど、繰り返しの動作が止まる

などがあります。

ジャパンギャンブラーズからのアドバイス

多くのプレイヤーがサングラスをかけてプレイするのは、視線を追われないため。

ポーカーは心理ゲームでもあるため、無意識に現れる仕草や態度でハンドを読まれないように気を付けなければなりません。

強いハンドか弱いハンドかを判断する、上記に述べた仕草や態度は一般的なもので、これを上手く模擬するプレイヤーもいます。

意図的に演じた動作かどうかを見抜き、ふと現れてしまう仕草に注目しましょう。

また、オンラインポーカーでは相手が見えないため、これらのテルから情報を得ることは出来ず、ベットのスピードやベッティングパターンで判断することになりますが、これは容易ではありません。

テルで相手にハンドを読まれる心配はありませんが、反対に情報を得ることも出来ないわけです。

一喜一憂

ワタクシはオンライン専門でプレイしているので、ベットパターンや「雰囲気」で相手がブラフしているかどうかを判断していますが、ベット毎に一喜一憂しながらプレイしているので、ライブポーカーをプレイする時はポーカーフェイスを貫こうと反対にぎこちなくなったり。

ライブポーカーをプレイする方は、この「テル」もしっかり研究して、勝利に役立ててくださいね!

Tomo
著者について
幼い頃からトランプと花札に親しみ、パチスロ、競馬、競艇と、とにかく【賭ける】ことが大好き♡日本を飛び出しマルタに上陸、仕事を見つけるまでの1年間、毎日ランドカジノに入り浸りw。そのギャンブル好きが買われ、オンラインカジノ、ブクメのサポート、某大手アフィリエイトのメインライターを務めた後、ここ、ジャパギャンヘ!好きなゲームはテキサスホールデム、BJ、そしてEスポーツベット!ゲーミング業界人とプレイヤーという両方の視点から、皆さんに有益な情報をお届けします♪