ポーカーで勝つには、ポーカーフェイスでいることが重要です。
ブラフをしている時も、相手を罠にはめるときも、表情を変えることなく平常でいる必要があります。
プロポーカープレイヤーであり、ポーカー理論の先駆者でもあり、多くのポーカー書籍の著者でもあり、カジノのストラテジスト、支配人を勤めたこともあるマイク・カロは、相手の態度や仕草、無意識に行う癖などからハンドの手がかりを得る重要性を強調し、多くの本を出版しています。
その中でも有名なのは「POKER TELLS(ポーカーは告げる)」で、この本が出版されるまでは態度から手がかりを得る「テル」と呼ばれるストラテジーを語った本はありませんでした。
「なるほど」と感心する興味深い内容も多いので、皆さんにもかの有名な「カロ理論」の重要なものを集めご紹介します。
一度はこれらの「カロ理論」に目を通しておくと参考になりますよ。
人々は相手を騙そうとする場合、一般的に事実とは反対の行動を取るものですね。
カロ理論でも、相手が望む方向とは反対の行動をとってみせることが高いことを述べています。
それでは、カロが教える「相手の態度から読むハンドの可能性」を見ていきましょう!
故意に仕草で相手に情報を与えようとしている場合、強いハンドを持っているので要注意!
相手の態度や行動が自然なものか、ふりをしているのかを見抜く必要がありますが・・・
相手を警戒させないため、強いハンドを持っている時の相手の態度は地味になります
ふりをしようとすると、得てして大げさになりがち。神経質さが大げさならば、良いハンドを持っています
良いハンドを持っている場合、保護したいという本能が表れ無意識に行う動作です
弱そうに見せて相手のコールやレイズを期待しています
迷っているふりをし、わざとコールに長い時間をかけます
あたかも大したハンドを持っていないように振る舞い、相手がアクションを起こすのを期待しています
良いカードが現れるとボードを長くみることはありません
相手や自分のチップを一瞥した場合、どのくらいベットをするか考えている証拠。良い手を持っています
カロ理論によると、この仕草も相手にコールさせたりレイズを誘っているのだとか
相手にコール/レイズをさせようとする手段です
良いハンドを持っている際は、アクション後、人々が良く取る行動と言われています
カロ理論ではこの行動は強さの現れなのだとか
この他にもよく言われる良いハンドの態度は
などがあります。
以下の一般的なポイントを見ると、相手に弱いハンドだという事を知られまいと平常心を装う努力をしますが、意識せずに態度に現れることが多いようです。
相手に鋭い目を向ける場合、ハンドは強くありません
良いハンドほど無関心を装うもの。長い注視は良いハンドではありません
感情を隠す時に人々が取る行為です。ほとんどの場合、弱いハンドでしょう
あなたの戦略が分かっているように振舞うのは弱いハンドを持っている証拠
ベットしようかと考えているように見せるための威嚇です。実際のハンドは強くありません
ブラフをしているプレイヤーがよく行う行為です。良いハンドなら確認することはないでしょう
自信があるように振舞っていますが、ハンドは弱い事がほとんどです
チップを投げるように出したり勢いよく押し出すなど、自信を見せていますが弱いハンドの裏返しです
他にも弱いハンドの際の傾向としては
などがあります。
多くのプレイヤーがサングラスをかけてプレイするのは、視線を追われないため。
ポーカーは心理ゲームでもあるため、無意識に現れる仕草や態度でハンドを読まれないように気を付けなければなりません。
強いハンドか弱いハンドかを判断する、上記に述べた仕草や態度は一般的なもので、これを上手く模擬するプレイヤーもいます。
意図的に演じた動作かどうかを見抜き、ふと現れてしまう仕草に注目しましょう。
また、オンラインポーカーでは相手が見えないため、これらのテルから情報を得ることは出来ず、ベットのスピードやベッティングパターンで判断することになりますが、これは容易ではありません。
テルで相手にハンドを読まれる心配はありませんが、反対に情報を得ることも出来ないわけです。
ワタクシはオンライン専門でプレイしているので、ベットパターンや「雰囲気」で相手がブラフしているかどうかを判断していますが、ベット毎に一喜一憂しながらプレイしているので、ライブポーカーをプレイする時はポーカーフェイスを貫こうと反対にぎこちなくなったり。
ライブポーカーをプレイする方は、この「テル」もしっかり研究して、勝利に役立ててくださいね!