ポーカーを初めて間もない初心者さんは、自分のスターティングハンドの価値がよくわからない人も多いのでは?はたしてこのスターティングハンドでコールすべきなのか?フォールドすべきなのか?それともレイズすべきなのか???
テキサスホールデムでは、初心者プレイヤーにとって「良いのか悪いのかよくわからない」2枚のカードが配られることがよくあるはずです。
そんなときに役立つのがこのページ!
「よくわからないし、そんなに悪くなさそうだからコールしてみるか」なんて思っていませんか?確かにフロップで何が現れるかは誰にも予測できません。しかしそんな考えでは、ポーカーで強くなる前にかなりの金額を失うことになります。
有名ポーカープロのダニエル・ネグラヌやフィル・ヘルミュースも、【ハンドセレクションは必要不可欠】だと教える、ポーカーの基本中の基本です!
『このハンドでこういう状況の場合のアクションはこうした方が良い』という具体的な例を挙げる前に、ポーカーで勝ちたい(=稼ぎたい)なら単に良いハンドで利益を最大化するだけではなく、不利な状況を避けることも大切です。
世界で最も賞金を稼いでいるプロでさえ、全てのハンドで勝てるわけではありません。プロたちも不利な状況になるのを避け、「そんなに悪くなさそうだからコールしてみるか」「いいハンドとは言えないがまずはフロップを見てみるか」と考えている相手を見逃さず、大きくレイズして攻撃してきます。
常に【状況】を考慮して、スターティングハンドを選択しなければなりません。状況には【ポジション】が深く関係し、ハンド毎に自分のポジションとあなたの前のプレイヤーたちの行動、そしてあなたの後のプレイヤーたちが行うかもしれない行動の可能性を考えなくてはなりません。人数が多いほど、よく考えなければならないのです。
アクションを後に行うことのできるインポジションは、後のプレイヤーの行動の幅が狭まるので有利なのです。
そこで、ポジションとスターティングハンドの両方の要素を踏まえ、手本にすべきスターティングハンドのセレクション例をご紹介します!
💺ポーカーはポジションが命!?ポジションの徹底解説 |
以下のスターティングハンドチャートは、テキサスホールデムのプリフロップで、ポジションに応じたハンドセレクションのお手本として広く利用されています。
スキルが向上し、相手のハンドが読めるようになったり相手のプレイスタイルに応じた攻撃方法が分かるようになれば、このチャートで「フォールド」とされているハンドでも状況を見てプレイできるようになります。
しかしまだその域に達していない初心者にとっては参考になるチャートなので、これを基にプレイしながら学んでいくと良いかと思います。
配られたホールカードがペア、もしくはスーテッドハンドの場合のポジションに応じたセレクションのススメです。
🟦はレイトポジションであればコール/レイズしてもよいでしょうが、あなたの前のプレイヤーがレイズした場合などは、不利な状況に陥りやすいハンドです。
そんな相手にコールするには、相手のプレイスタイルをわかっている、相手のハンドセレクションの想像がつく、などのスキルがあり、ポストフロップでどのようにプレイすべきかというプランが必要です。
配られたホールカードがアンスーテッド(オフスート)ハンドの場合の、ポジションに応じたセレクションのススメです。
アンスーテッドハンドはフラッシュの可能性がほぼ(ボードに同じスートが4枚でない限り)ないため、ハンドセレクションの範囲は狭くなります。初心者はAがらみのハンドか、強いストレートが狙える範囲のセレクションにしておくことが安全です。
個人的には、A-2からA-5もストレートが狙えるため、レイトポジションからコール/レイズする場合がありますが、タイトなプレイヤーのレイズやすでに前のプレイヤーが2人コールしている場合などは避けます。
無駄な争いを極力避けるのも、トーナメントで上位に食い込むには大事なこと!
ワタクシが極力避けている状況は、【悪くないハンドでコールしてチップを出し、後のプレイヤーにレイズされてフォールドする】こと。これではフロップを見ることなく、無駄にチップを捨てたことになります。
このように、コールする際には後のプレイヤーによるレイズがあるかもしれない事を考慮して、コールしましょう。
以下のチャートは、あなたの前のプレイヤーのアクションを考慮した、ポジションによるアクションのススメです。初心者にとっては参考になるので、上の【ハンドセレクション】と共に参考にしましょう。
※印の部分は、少し慣れるとコールやレイズに変えても良い部分です。例えばペアハンドでいうなら、アーリーポジションでポケット2~5ならコール、レイトポジションならレイズすることもあります。KQs、KJsも然り。
自分の前のポジションのプレイヤーの行動を見て、そして自分の後のプレイヤーのタイプを見て判断します。そして、そのハンドでフロップが開かれた時にどのようにプレイするか、というアイデアのある時です。
しかし、初心者でまだそのあたりに自信がないうちは、このチャートを参考にプレイすると「無駄にチップを捨てる」ことは避けられるでしょう。
プリフロップでBBにミドルポジションからコールすると、その後のプレイヤーがオールインしてくることが時にあります。
例えば、ポケット3でもアグレッシブなプレイヤー、ハンドの価値がわからないプレイヤー、チップが少なくなったプレイヤーが祈りながらオールインする場合などが考えられます。
これらのオールインプレイヤーがどんなハンドでオールインしているのか、オールインコールする価値があるかを見極めるのも大事。ここでオールインコールして負けた場合、敗退となるのか、残りのチップでまだ這い上がることができそうか、も考慮して判断してください。
あなたがフォールドした時でも、他のプレイヤーたちがどのようにプレイしているかを見て、どんなハンドでコールしているのか、どんなベットサイジングをしているのかをしっかり観察しましょう。
また、レイズにコールしてフロップを見ると、自分のハンドが勝つ可能性がわかります。ペアとなったりドローとなれば粘ってみる価値があるかもしれませんが、トップペアやオーバーペアを持っていそうな相手の大きなベットにガットショットで追いかけるような行為は危険です。フォールドするタイミングを知ることも大事です。
スキルが身についてくると、上記のハンドセレクションやアクションチャートも変わってきます。ダニエル・ネグラヌはミドルナンバーのスーテッドコネクターをプレイするのが得意、なんてことも聞いたことがあります。
どんなチャートを作っていくかは、あなた次第。プレイを続けていけば、自然とあなた自身のチャートが出来上がっていくはずです。
しかしまだポーカービギナーのうちは、上記のチャートを参考にしてプレイすれば、スキルを得るまでに費やす費用が少なくて済むはず。
プレイを重ね、いろんな状況に陥り、どのポジションからどのハンドでプレイできる能力が身についたかを感じながら、上記のチャートをあなたのオリジナルチャートに変えていきましょう!
この記事も併せて参考にしてね😉