ポーカー、カジノ、ブックメーカー、これらはどれもギャンブルですが、それぞれ異なるギャンブル性を持っています。
しかーし!どのギャンブルも好きなワタクシとしては、ポーカーとスポーツベッティングには類似性があるように思います。カジノゲームは運に左右されるゲームですが、ポーカーとスポーツベットに関しては、主に知識と学習、スキルが勝敗に関与します。
ワタクシはポーカーとスポーツベット(競馬や競艇を除く)を同時期に始めたのですが、ポーカーやブックメーカーで勝ちたい、利益を得たい、と考えた時のプレイ/ベット方法やストラテジーが似ているな、と感じました。
よって、ポーカーで強い人はスポーツベットでも勝率が高く、スポーツベットで勝っている人はポーカーでも上達が早いと考えます。
「どの辺が似ている?」「もしそうならスポーツベット/ポーカー始めようかな」と感じた方に、ポーカーとスポーツベットに共通する点を述べてみます。
楽しむためにプレイしている方、ファンのチームに応援がてらベットしたいという方は別ですが、【稼ぐ】ためには知識が必要となります。
ポーカーで言うなら、ポジションやスターティングハンドの勝率、役のできる確率などを理解していなければなりません。
スポーツで言うならチーム/選手の特徴や勝率、傾向など。
これらは基本知識であり、利益を上げるとなると、これに加えて更なる「スキル」が必要となります。
けれどポーカーやスポーツベットを長い間プレイしている方は、スキルを磨く、知識を得るのが好きで、学習が楽しくて苦にならないのでプレイしているのではないでしょうか。
かくいうワタクシも、出来るだけ毎日ポーカーをプレイして感覚を忘れないようにし、プレイ後は良かった点悪かった点をレビューするようにしています。
スポーツベットでは(ワタクシが賭けているのはEスポーツのCS:GOですが)、賭けているか否かに関わらず、よく賭ける対象となるチームの試合を可能な限り見る、見れなくてもその日の全ての試合結果を確認し、自分の予想と異なっていた場合は何がどのように異なっていたのかを確認しています。
どちらのギャンブルも研究や分析を惜しまない方でなければ、利益を得ることは難しいでしょう。
ポーカーもスポーツベットも、勝率を上げるのに欠かせないのは「読む力」です。
ポーカーなら相手のハンドを予測したり、相手が何を目的にそのアクションを行っているのか、を読む力が必要です。
スポーツベットでも試合展開を予測するのはもちろんですが、オッズやラインの変化がなぜ起こっているのか、ブックメーカーの意図や何を目的にオッズやラインを変動させているのかを読む力が必要となります。
スポーツベットでは単にチーム/選手の能力によってオッズが決められていると思いがちですが、大衆の傾向やベットのバランスを取るためにブックメーカーはオッズやラインを動かします。
ポーカーもスポーツベットも、根拠のないベットはしません。なぜ相手/ブックメーカーがこの行動を起こしているのか、を推測してプレイしなければならないゲームなのです。
ブックメーカーのオッズってなぜ変動する?
優れたポーカープレイヤーは、自分が行うアクションに関するすべての要素を考慮しています。ポジション、ハンド、スタックサイズ、自分の前のポジションにいるプレイヤーのアクション、自分の後のポジションにいるプレイヤーが起こす可能性のあるアクション、相手のプレイスタイルなどを考慮してプレイしているはずです。
スポーツベッターは、両チーム/選手に関する情報、試合場所などの外部要因、過去の結果などを考慮してベットするはずです。
ポーカーではプレイ中にこれらの情報を集めなければなりませんが、スポーツベットでは事前に調査が行えるぶん、ポーカーよりは容易いかもしれません。
たった一つの情報が利益と損失を分けることもあるため、リサーチは幅広く、情報は多く集めるほど有利にプレイできるのです。
ルーレットやスロットゲームのように運に左右されるゲームとは異なり、ポーカーやスポーツベットでは利益をより多く得るためのストラテジーがあります。
カジノゲームでもストラテジーはありますが、これらのストラテジーはルールに沿って行うものが多いのに比べ、ポーカーやスポーツベットではスキルを使って使うタイミングを見極めなければなりません。
ポーカーで言うとブラフしたりブラフキャッチしたり、相手の様子から手がかりを得たり、ベットサイズによってより多くの利益を得ることが可能です。
スポーツベットでも、ミドルベットを狙ったり、オッズの低いマーケットではライブベットでオッズが上がるのを待つなど、より利益を膨らませるためのストラテジーがあります。
また、リスクマネージメントも重要なポイントです。ポーカーでは相手がフォールドせず、自分より良いハンドを持っていそうだと感じた場合や、ドローハンドがストレートやフラッシュになったと予測される場合など、チェックを使って判断することができます。
スポーツベットならキャッシュアウトの判断や、ヘッジングをして損失を少なく抑えることが大事です。どちらも状況とタイミングを見ながら、これらのストラテジーを駆使する点が似ているのではないでしょうか。
スポーツベットやポーカーでは、ある程度の計算や数学的予測が多く用いられます。
数学の得意な人にとって、スポーツベットはより有利と言えます。それは、トレンド(ファンやサポートの数)を予測し、統計を理解し、確率に従って賭けを行うため。
数字に強い人は、利益を生む可能性も高いのです。
ポーカーでは心理学も重要な役割を果たしますが、数学も重要です。プレイ中には、戦略を調整するタイミングを知るため、確率を計算する能力が必要になります。
スポーツベットでもポーカーでも、起こりうる結果を合理的に予想し、確率を計算することが最終的に勝ち組となるポイントです。確率は嘘をつきませんからね。
どのギャンブルも、成功するために必要な事は資金管理が挙げられます。
無謀な賭けや自分にとって高額な賭けをしている場合、正しい判断や正しいプレイをすることが難しくなります。
自分の範囲内でプレイをすることが大事です。カジノゲームと違い、ポーカーやスポーツベットではあなたの知識とスキルが勝率に関わってくるので、勝利すればいくら、負けるといくら、の計算が可能です。
そのため、自身のルールを守ってプレイすれば、バンクロールの管理がしやすいとも言えます。
カジノプレイヤーの間で「バンクロール」という言葉は使われませんが、スポーツベットとポーカーでこの言葉が頻繁に使われる理由は、運に任せたギャンブルではなく、あなたが予測、そしてコントロールできるからではないでしょうか。
お金を失った時でも冷静でいることは、全てのギャンブラーが身につけるべきもの。
負けて「やけ」になり、無謀なベットをすることをポーカーではティルトと言いますが、こうなると周りは「今がチャンス」とばかりにその人のチップを奪いにかかります。相手は平常心を失っているので、奪いやすいのです。
負けても平静でいられる人こそ、強いプレイヤー。
負けた時こそ良いハンドが来るまで待つのと同じように、スポーツベットでも儲かるチャンス(試合やマーケット)が来るのを待ちます。
「スポーツブックは投資」という人も多く、投資という観点で考えると長期的な利益が目標となります。このような忍耐力は、ポーカーで良いハンド、プレイ可能なハンドが来るのを待つ時に似ています。そしてチャンスが訪れたら、ストラテジーを駆使して最大限の利益を得るのです。
忍耐と冷静さは、ポーカーとスポーツベットの両方で必要とされる基本的なスキルの一つ。知識は利益の出る状況を作り出すことができ、忍耐は利益の出る状況を待つことができ、資金管理は利益の出る状況を維持するために必要なのです。
以上のように、ポーカーとスポーツベット、この2つのギャンブルには多くの類似点があると思いませんか?
どちらか一方をプレイしている方がもう一つの方を始める場合、すぐに利益を生めるとは言えませんが、どのようなゲーム性なのか、どのようなことを学ぶべきかがすぐに理解できるはずです。
どちらもまず基本知識を得て、ブックメーカーを相手に、ポーカーでは他のプレイヤーを相手にプレイします。スポーツベットではあなたがあるスポーツに詳しければ詳しいほど有利に働きます。
ブックメーカーはあなた一人を相手にオッズを出しているわけではなく、大勢を相手に利益を得ようとしているのですから、ブックメーカーが儲けようとしているマーケットを見極め、そのマーケットをかわして価値のあるベットをしましょう。
ポーカーでも、強い相手との勝負は最後まで避け、価値のあるバリューベットをするものでしょう?
この2つのギャンブルに関しては、一方のギャンブルで学んだ特定のスキルは、もう一方のギャンブルで必ず役立ちます。
どちらも必要なのは、知識・分析・努力です。これを怠らなければ、どちらでも大なり小なり利益が生まれるはずです!
オッズからチームの勝率とブクメの取り分を知る計算法 |
ジャパンギャンブラーズのブックメーカーランキングトップ3は?