2022年9月22日、金融庁はREVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN株式会社に対し、業務改善命令を出しました。
「命令の中にはマネー・ロンダリングおよびテロ資金供与リスク管理体制の構築」が含まれており、重大な問題が認められたということです。
金融庁は同社に対し、業務改善計画を10月3日までに提出し、提出後、直ちに実行することを求めています。
Revolut/レボリュートは2015年7月、イギリス・ロンドンで誕生したデジタルマルチ通貨金融アプリです。
一つのアカウントで貯金、送金、外貨両替やそしてカードを発行することができ、支出管理までできるRevolutは200ほどの国と地域(つまりほとんど)の2000万人以上に利用されています。なんと30通貨を取り扱っています。
日本では2020年にサービスが開始され、現在は95万人の日本人ユーザーがいます。
今日はそんなRevolutについて徹底レビューしていきます!
プランはスタンダード会員、プレミアム会員、そしてメタル会員の3段階があります。
スタンダード会員でも十分にお得なのですが、アップグレードするとより良いサービスや特典を受けることができます。
「サービス料及び手数料」で詳しく述べますのでそちらをご覧ください。
世界中に普及しており、日本国内での送金のみならず、海外送金や通貨両替が格安で行えることが大きな特徴です。
レボリュートを利用するには登録が必要です。まずはアプリをダウンロードする必要があります。
公式サイトを開き、早速アカウント開設を行いましょう!
ログインはアプリを起動させると表示される「こんにちは、xxxさん」という画面で、先ほど作成したパスワードを入力します。
次にチャージ方法です。
初めて利用する場合は、ここで本人確認(KYC)を行う必要があります。
次にデビットカードの申し込みをします。
リアルカードもバーチャルカードも作成可能です。
「カード」を選択すると、すでに作成されたバーチャルカードが確認でき、すぐに利用することができます。
海外ATMでの引き出しが可能です。国内の場合、基本的にはATMから出金できませんん。唯一、「海外発行カード」を使えるイオン銀行の一部のATMから現金引き出しが可能です。
国内銀行送金には対応しています。
RevolutはVISAカードを発行して使えるので、基本的にはVISAカードに対応しているオンラインカジノなら利用可能です。
VISAカードは入金に失敗する事例が多く、不安定なところのある決済方法ですが、世界で最も利用者の多いブランドであり、多くのオンラインカジノ、ブックメーカーで利用可能です。
ただし日本の場合、利用できるのはオンラインサイトへの入金のみ。出金方法はeウォレットなど、他の方法を用意する必要があることを覚えておきましょう。
VISAカードが利用できるオンラインカジノサイトなら利用可能です。すでに閉店してしまいましたが、カスモ/Casumoではクレジット/デビットカードとRevolutがそれぞれ別の入金方法として載っていました。
VISAカードが入金方法として利用できるブックメーカーなら利用可能です。
VISAカードが利用できるオンラインポーカーサイトで利用可能です。
ポーカースターズや、bet365/ベット365ならVISAカードでの入金に対応しています。
Revolutの特徴はその利便性の高さです。
まずカンタンにアプリ内で両替ができること。そしてなんといってもほとんどの通貨で為替レートに手数料が加算されていません。(ただし時間外や休日は手数料が発生する通貨があります。)
国内・海外の銀行に送金が可能で、手数料は格安あるいは無料です。Revlolut内で簡単に送金を行うことができ、割り勘にも重宝します。
アプリ内でVISAのデビットカード発行ができ、バーチャルカードならすぐに使い始めることができます。
日ごとの支出管理がアプリ内でワンクリックで確認できることも評判です。
レボリュートはおよそ200の国と地域にサービスを展開しています。
つまり世界のほとんどの国をカバーしているということになりますね。
現在23種類の通貨に対応しており、まさにグローバル。アカウント内で両替が可能です。
海外送金も簡単に行えます。手数料は基本無料、かかってもごくわずかで、送金前に確認できます。
日本では仮想通貨には対応していません。
VIPプログラムではありませんが、プランが3段階に分かれています。
有料プランの場合、週末のサポートが優先的に受けられたり、その他特典があります。
Revolutはモバイルアプリです。
とても操作性が良く、小さい画面でも使いやすく作られています。
登録方法の項目でご紹介しましたが、登録するとバーチャルカードのほか、リアルカードも発行可能なので便利です。
万が一カード番号が流出しても安全な一回限りの使い捨てバーチャルカードもあります。
使い捨てのバーチャルカードを発行するには【カード】から【ワンタイムバーチャルカード-安全な使い捨てカード】を選びましょう。
各種手数料 | スタンダード会員 | プレミアム会員 | メタル会員 |
月額手数料 | 無料 | 980円 | 1,980円 |
アカウントチャージ手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
カード発行手数料 | 一枚目は無料、2枚目以降は500円 | 一枚目は無料、2枚目以降は2000円 | 一枚目は無料、2枚目以降は6000円 |
カード発送料 | 一枚目は無料、2枚目以降は普通郵便で500円、速達で2,000円 | 一枚目は無料、2枚目以降は普通郵便で500円、速達で2,000円 | 一枚目は無料、2枚目以降は2,000円かかる場合あり |
ATM引き出し(海外の場合) | 25,000円/月まで無料、以降は2% | 50,000円/月まで無料、以降は2% | 100,000円/月まで無料、以降は2% |
アプリ内送金 | 無料 | 無料 | 無料 |
アプリ外送金 | 発生する場合、送金実行前に表示されるので要確認 | 発生する場合、送金実行前に表示されるので要確認 | 発生する場合、送金実行前に表示されるので要確認 |
両替による為替取引手数料(THB、UAH以外) | 750,000円/月まで無料、以降は0.5% | 無料 | 無料 |
キャッシュバック | なし | なし | 最大5,000円/月の1%キャッシュバック |
現在カードによる日本国内のATM引き出しはできません。
各種手数料は変更される可能性があります。利用前にRevolut公式サイトで確認を行ってください。
海外ATMによる引き出しはスタンダードプランで25,000円、プレミアムプランで50,000円、メタルプランで100,000円まで無料です。しかし現在のところ日本のATMを利用することはできません。(現在対応中とのことです)
新しいカードには24時間ごとに入金上限が設定されています。
毎日の限度額は24時間ごとに更新され、Revolut利用履歴があると限度額を増やすことができます。
為替手数料はTHB(タイバーツ)、UAH(ウクライナフリヴニャ)以外の通貨の場合、スタンダード会員なら750,000円までなら無料、他の会員は無制限で無料です。
冒頭でも述べましたが、2022年9月2日、金融庁はREVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN株式会社に対し、業務改善命令を出しました。
命令の中には「マネー・ロンダリングおよびテロ資金供与リスク管理体制の構築」が含まれています。
Revolutでは不正な取引だと判断された場合のカード即時停止、アプリ上でのカード停止機能、3Dセキュア対応等の対応が行われています。
日本においては、REVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN株式会社により運営されており、第二種資金移動業者として登録されています。
口コミではあくまでも資金移動者であり、銀行業者ではないため、預金保護制度の対象外であることに不安を感じる声があるようです。
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サポートは基本的に月曜から金曜の9時から17時まで対応しています。それ以外の時間も対応して貰えないことはないようですが、すぐに回答は貰えないということ。
ただしプレミアムプラン、メタルプラン利用者は優先して対応してもらえます。
アプリ内のプロフィール👉ヘルプ👉新規チャットから問い合わせが可能です。
よくある質問をチェックしたいときは公式サイトの「カスタマーサポート」をクリックしましょう。
以上のカテゴリーに関する質問は充実しています。質問したいことが載っている場合、サポートに問い合わせることなく問題解決ができるかもしれません。
国内での利用ももちろん便利なのですが、海外送金や両替手数料が格安でアプリ内でワンタッチで行えることから、グローバル金融アプリとして期待したいRevolutです。まさに垣根のない世界の到来を感じさせます。
しかし冒頭で追加しているように、金融庁からの処分の行方は気になるところです。業務改善の命令が出ているので今後の動向に注目していきましょう。