日本でもポーカー人口はますます増え、強いプレイヤーも次から次へと出現しています。
ポーカーは楽しいだけではありません。大きなトーナメントで上位入賞すれば億単位の賞金が得られる魅力から、その人気に拍車をかけているのです。
しかし一度大きなトーナメントで優勝したからといって、トップに躍り出ることができる甘い世界ではありません。
才能のあるプレイヤーが次々と現れる中、消えていくプレイヤーたちもいます。肝心なのは一貫性。
それでは、一貫した強さを持って賞金を稼ぎまくっている世界のトッププレイヤーたちとは?
2022年10月現在の、ポーカーで最も賞金を獲得している【世界歴代ランキングトップ5】と、気になる「あの人たち」の順位をチェック!
少年時代はプロのバックギャモンプレイヤーとして活躍、やがてアメリカの証券取引所の株式市場でトレーダーとなりましたが、ポーカーに転向。オマハ、ホールデム、2‐7ドローなど、さまざまなゲームでブレスレットを獲得しています。1988年のWSOPメインイベントのファイナルテーブルで、ヘッズアップの末に敗れたファイナルハンドは特に有名で、映画「Rounders」にも描写されました。また、家族を大事にする優しいパパでもあります。
オンラインポーカーを主戦場にして賞金を稼いでいたチドウィック。「stevie444」「TylersDad64」というスクリーンネームでプレイしていました。2008年からライブポーカーでも賞金を稼ぎ始め、2010年にはWSOPで3つのイベントでITM、以来ファイナルテーブルに進出する確率の高いプレイヤーです。2019年に念願のWSOPブレスレットを獲得し、今では誰もが知るイングランドで最も賞金を稼いでいるプレイヤーです。
ポーカープレイヤーなら知らない人はいないのがダニエル・ネグラヌ。明るくオープンな性格からファンも多く、ポーカースターズやGGポーカーのアンバサダーを務め、2014年にはポーカー殿堂入りを果たしました。幼少時代から金持ちになると宣言し、少年時代はかなりのやんちゃ者だったそう。ダニエル・ネグラヌの成功は対戦相手を読む能力の高さにあるとも言われ、本人曰く、対戦相手がどのようなハンドをプレイするのか、またそのハンドをプレイする能力がどの程度あるのかを観察してプレイしているそう。
20代前半にポーカーを始めたブリン・ケニー。それまではマジック・ザ・ギャザリングのプレイヤーでした。ポーカーに転向してからは寝る間も惜しんでオンラインでプレイしたそう。その甲斐あってか、一時は賞金ランキング1位に。賞金王になる鍵となったのは、2019年のトリトン・ミリオン。ブリン・ケニーは資産の半分を使って参加し、結果20億円以上の賞金を獲得して1位に躍り出ました。しかしそれまでの道のりにはアップダウンがあり、無一文になったことも4、5回あるとか。そして先日、2位との順位入れ替えとなるトーナメントがありました。果たして王者の座を取り戻すことは出来るのか?!
ジャスティン・ボノモもブリン・ケニー同様、元マジック・ザ・ギャザリングのプレイヤーでした。マジック・ザ・ギャザリングで世界中の大会に出場している時、会場のテレビで見たポーカーに興味を持ち、ポーカーへ転向。2005年2月にテレビ放映されたETPファイナルテーブルでは、当時まだ19歳のジャスティン・ボノモが最年少プレイヤーとして4位入賞。一貫した強さを見せ、賞金ランキングでは1位と2位を行き来しています。私生活では静かな生活を好んでいますが、ポリアモリー支持者(当事者全員が合意し同時に複数の人と交際する恋愛関係)で、ラスベガスの超高層ビルの豪華なペントハウスに何人もの彼女と一緒に住んでいます。
5位までには入賞していませんが、ポーカー界で有名なプレイヤー、人気のプレイヤー、頻繁に話題に上がるプレイヤーは他にも大勢います。
そんな有名ポーカープロたちの順位を見てみましょう!
2つのカジノのバカラテーブルでエッジソーティングを使って勝利し、裁判沙汰になって世間をお騒がせしていたフィル・アイビー。しかしポーカーの腕は確かで、知名度、人気度、賞金獲得額ともに常に上位をキープしています。
19歳でポーカー界に現れ、次々とタイトルを獲得して3年で世界賞金ランキング上位に躍り出たフィドア・ホルツ。GGポーカーのアンバサダーも務めています。現在29歳、これからまだまだ賞金を稼いでいってほしいですね!
「ポーカー界の悪ガキ」との異名を持つだけあって、フィル・ヘルミュースへ対する印象は賛否両論。19位ではあれど、WSOPでは最多の165回のITM(入賞)、73回のファイナルテーブル進出記録を持っています。
2年前に自宅の金庫からWSOPブレスレットを含む1億円相当が盗まれ、犯人は父親の元カノだったというニュースが記憶に残るアントニオ・エスファンディアリ。元マジシャンの人気者の彼ですが、この1年、獲得賞金額に変化はありません。
を稼いでいます。
海外のトーナメントにもよく出場し、ナチュラル8のアンバサダーを務める日本賞金王の當眞さんの世界ランキングは・・・
確かなポーカースキルを持っていても本業を続け、片手間にプレイしてこの成績。
しかし日本ランキング2位との差は約1千万円なので、今後いつ順位入れ替えがあっても不思議ではありません。日本ランキングも目が離せないですね!
日本でトッププレイヤーになることさえ至難の業なのに、世界のトップになるにはいかばかりのことか・・・一度お手合わせ願い、コテンパンにやられてみたいw
意外だったのは、ブリン・ケニーが幾度も無一文になったと発言していること。正確には、無一文どころか、銀行口座がマイナスになったんだとか。
ポーカーキャリアの初めから現在まで順風満帆だったと思っていましたが、ブリン・ケニーをはじめ、多くのプレイヤーにはいろんな背景があるのかもしれません。考えてみると、これらは勝利したからこそ記録されている順位と賞金ですが、負けて失った金額の記録はありませんものね。
この賞金を得るまでにどのくらい負けているのか、実際の純利益がいくらか、は本人のみぞ知る、です。
よく読まれているポーカーニュースはこちら
WSOP2022 イベント#4 Dealer’s Choiceで日本の木原直哉が3位に入賞
WSOP 2022 現在までの日本人ファイナルテーブル進出者ダイジェスト!
関連ブランド:レビューはこちらから