イベント#72: $1,500 Mixed No-Limit Hold’em/Pot-Limit Omahaで、7時間の Day3プレイ後、音楽プロデューサーの岡村元義(オカムラ モトヨシ)がファイナルテーブルに進出した8人のプレイヤーを抑え、自身初のWSOPブレスレットを獲得しました。
このイベントに参加する前、岡村は今月初めにAriaで開催された$10,000バイインのトーナメントで準優勝しており、これまででベストスコアおよび賞金となる$122,000を獲得していました。そして今回のイベント#72の優勝で$209,716を獲得したことにより、日本の歴代賞金ランキングで25位に浮上しました。
「ブレスレットを獲得することは私の夢でした」と、ヘッズアップで勝利した後、岡村は語りました。岡村はポーカーを始めてまだ1年余り。「今回初めてWSOPに参加しましたが、次回も必ず参加したいと思います。」と続けました。
日本人プレイヤーでは、池内一樹がイベント#5 : $1,000 No-Limit Hold’emでオンラインブレスレットを獲得したのに続き2つ目のブレスレットとなりますが、ライブでは日本初のブレスレットとなりました。
初日:
トーナメントは846エントリー、賞金総額は$1,129,410となりました。初日のプレイ終了時点では126名のプレイヤーが残っていましたが、フィル・ヘルミュースを含む多くの有名プロプレイヤーが敗れました。
2日目:
Day2の最初の2レベルで126人のプレイヤーは54人に減り、その後のレベルでも通常より早いペースで敗退者が出ました。現在プレイヤー・オブ・ザ・イヤーのリーダーであるJosh Ariehが40位、一ノ瀬公聖が21位、Day2をチップリーダーでスタートしたNohad Telianiも9位で敗退し、残り8人となったところでこの日は終了しました。
3日目:
チップリーダーのRafael MotaがポットリミットオマハでTim Grauを8位で敗退させ、Leonid YanovskiがMarc Langeを7位で終了させました。
Jordan SpurlinはホールデムラウンドでNick Yunisに敗れ6位で敗退、YunisはMike Takayamaのオールインにポケット9でコールして勝利し、Mike Takayamaは5位で敗退しました。
残り4名は次の敗退者が出るまでに1時間プレイを要し、 オマハラウンドでMotaはYanovskiを4位で終了させます。
残り3名、Yunisはショートスタックとなり、ホールデムラウンドでビッグブラインドからポケット3でオールインすることになり、ポケットKを持っていた岡村に一蹴され3位で敗退。
いよいよMotaと岡村の ヘッズアップとなった時、ふたりのスタックはほぼ互角でしたが、それも束の間、Motaはすぐにリードを広げ、わずか40分で岡村に対して4対1のチップリードを築きました。
しかしその40分後、岡村はホールデムラウンドでチップリーダーとなり、その後もチップリーダーの座を譲ることはありませんでした。勝者が決定したのはオマハラウンドで、Motaがオーバーペア+ナッツフラッシュドローのボードでオールインし、岡村はトップペアでコールしましたが、ターンで2ペア、リバーでフルハウスとなり、チャンピオンが決定しました。
岡村元義さん、初のブレスレット獲得おめでとうございます!今後の更なる活躍を期待しています!
ニュースソース:https://www.wsop.com/tournaments/updates/?aid=2&grid=4865&tid=19809&dayof=198093&rr=5