テニス界はここ数年、八百長報道で揺れてきましたが、またしても2人の選手による八百長関与が発覚。国際テニス公正機構(ITIA)は最近、アルジェリアの男子プロテニス選手2人によるマッチフィクシング(八百長)への関与を調査し、出場停止処分としたことを明らかにしました。
ITIAはまた、選手たちが試合の結果を操作するために共謀した証拠が発見されたと述べています。
テニスやサッカーは、八百長の最前線といわれており、試合の整合性に影響を与えるだけでなく、スポーツベッティングにも影響を与える問題です。2017年には、三橋淳も八百長への関与で永久追放となりました。
アルジェリアのモハメド・ハッサン(27)は、2016年から2018年にかけて八百長に関与していたことが発覚。彼は2年間のわずか7試合で29のルールを破ったと報じられ、永久追放につながりました。また、彼は12,100ドルの罰金を支払わなければなりません。
同じアルジェリア人選手のフーリア・ブコルダ(20)もテニス試合の不正操作で結託していましたが、5試合で15回ルール違反を犯したと報じられており、ブコルダは24ヶ月の出場停止処分、そのうち18ヶ月は停職処分、また、1万ドルの罰金を支払わなければならず、そのうち9,000ドルは執行猶予付きです。
追放は、公認試合への参加や観客としての出席ができないことを意味しますが、どうやら選手たちはこの告発に対して弁明する気はないようです。
ITIAは、今回のような追放を相次いで出しています。昨年は、フランス、イタリア、中国、スペイン、ルーマニアの選手に対して永久追放が出されています。
しかし、八百長だけがターゲットではありません。ITIAは選手の薬物からのクリーン化にも積極的です。テニス界で問題が相次いでいるチリからは、最近2人の選手がアンチドーピングルールに抵触していました。
フェリペ・エルナンデス(22)は、昨年6月にチリで開催された大会でドーピング検査に陽性反応を示し、先日3年の判決を受けました。ITIAの説明によると、テニス・アンチ・ドーピング・プログラム(TADP)に基づく告発を受諾したといいます。
さらにバスティアン・マッラが大麻の陽性反応を示した後、ITIAは彼に1ヵ月間の出場停止処分を科しました。マッラは機関が承認した薬物乱用治療プログラムを受けなければなりませんでしたが、そのプログラムを完了した証拠を提出しなかったため、ITIAはさらに2か月の資格停止期間の延長を決定しました。
2つのグランドスラムを達成したルーマニアのシモナ・ハレプも、昨年10月にITIAから暫定的な資格停止処分を受けました。これは、USオープンで薬物検査に不合格になったことが原因ですが、ハレプは禁止薬物を使用したという疑惑を繰り返し否定しています。
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