アメリカ、ペン・ナショナル・ゲーミング/Penn National Gaming社(以下PNG社とする)の従業員が会社を相手取り、集団訴訟を起こしました。米国地方裁判所はPNG社に対する集団訴訟を正式に進めることを認めています。
PNG社は19の州で41ものカジノを運営しており、計18,000人が働いています。
原告の1,500人はおもに3つのカジノの喫煙者の従業員で、PNG社が、原告が喫煙者であることを理由に毎月50ドルを給与から差し引いていると訴えています。 原告は50ドルの課徴金は喫煙者の保険料を補填するために使われていると主張しています。
原告側の弁護人は、従業員は禁煙プログラムを完了すると、課徴金を免れることができたが、PNG社は従業員に禁煙プログラムの完了をほとんど勧めなかったと主張しています。また、たとえ禁煙プログラムを完了しても多くは課徴金が継続されていたとしています。
PNG社が健康保険制度を規定するERISA(The Employee Retirement Income Security Act of 1974)に違反したかどうかが訴訟の争点となります。
ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌によると、喫煙者の健康保険料は、非喫煙者に比べて4割以上も割高になるということです。
ニュースソース:https://www.casino.org/news/penn-national-casino-workers-who-smoke-file-lawsuit-against-company/