タイのメディアを大いに賑わしたという出来事です。
夫が宝くじで当てた高額賞金を持って、自身の愛人とともに行方をくらましていたとされる女性が、残された賞金を返還することに同意しました。女性は夫にお金を返す条件をいくつか提示しました。そのうちの一つは「夫が3日以内に家を出ていくこと」と述べています。
事の発端は11月1日。マニットさんは宝くじ一等賞を見事当選しました。彼は賞金600万バーツ(約2300万円)のうち税金を差し引いた597万バーツを妻の銀行口座に振り込みます。妻とは事実婚を26年間続けており、2人の間には複数の子供がいます。
ところが夫にとって青天の霹靂とも呼ぶべき事態が。
妻はあろうことかそのお金を持って愛人と駆け落ちしてしまったのです。
マニットさんは警察に届け出ましたが、警察は「賞金が振り込まれた銀行口座は妻のものであり、宝くじの当選金を取り戻す手助けはできない」とマニットさんに伝えます。
マニットさんと子供たちはニュース番組に招かれ、インタービューに応じます。妻も電話で参加しました。マニットさんは「妻が戻ってくれば告訴を取り下げる」と述べ、妻は「愛人はおらず一人だった」「お金はすべて寺院などに寄付するつもりだった」などと互いに主張を繰り広げていました。
その後一家は決着をつけることを決意し、一緒に警察署に行き、お金のことと夫婦関係に関する取り決めを行いました。
妻は自分の銀行口座に残っている310万バーツを子供たちとマニットさんに渡すことに合意しました。さらに子供たちは妻が決定した年齢に達するまでお金を引き出せないこと、そしてマニットさんが3日以内に家から出ていくことなどをお金を返還する条件として提示しました。
妻はもし夫が無断で家に戻れば警察に訴えるつもりだとも付け加えています。
マニットさんはこれらの取り決めに満足しているとメディアに答えています。さらに妻がよいと言えば将来家に戻りたい、とも・・・。
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ニュースソース:https://thethaiger.com/news/national/wife-returns-lottery-winings-to-cuckhold-husband-but-kicks-him-out-of-family-home