英国のブックメーカー、ウィリアムヒルは、同社の欧州向け子会社であるMr Green/ミスターグリーンがスウェーデンギャンブリング委員会から高額な罰金を科されたことについて、失望を表明しました。
スウェーデンのギャンブリング委員会は、今週初め、一連の違反行為に対してMr Greenに3,150 万クローネ(約4億円)-カスタマーケアの不備による3,000万クローネの罰金、アンチマネーロンダリングおよびKYC(本人確認)の不備による150万クローネの罰金-の2つの罰金を科したと発表。
同規制委員会は、2019年1月から2020年6月の間にスウェーデンで行われたMr Greenの活動について実施した調査結果によると、上記1年半の期間内に同サイトで顧客15人が現金を賭ける際、ギャンブル依存症、マネーロンダリング/犯罪の意図を示していました。
Mr.Greenは、マネーロンダリング防止策や顧客保護方針の不備、責任あるプレイに関する注意義務の不履行を理由に叱責され、ウィリアムヒルインターナショナルとMr Greenのマネージングディレクターは、「常に規制を完全に遵守して運営することを目指しています。プレイヤー保護はMr Greenにとって常に優先事項であることから、規制委員会の調査結果にとても失望しています」と述べ、「調査の時期に導入したばかりだった新しい検出システムが、マネーロンダリングの疑いのある顧客や、高リスクの顧客を検知することができなかった」と説明しました。
Mr Greenはスウェーデンの規制委員会が指摘した点に対処するため、関連する管理業務と顧客のリスク評価を大幅に改善し、アンチマネーロンダリング調査員を増員したことを規制当局に報告しました。規制委員会は運営会社が多大な時間と資源を投入し、改善の努力を認めていると述べています。
ニュースソース:https://casinobeats.com/2021/08/26/william-hill-disappointed-by-mr-green-spelinspektionen-findings/