アラブ首長国連邦のカジノ解禁に向けた動きがさらに活発になっているようです。
アメリカの大手報道機関、Bloomberg(ブルームバーグ)の報道によると、アラブ首長国連邦(UAE)では現在、7つの首長国すべてにカジノライセンスを付与することが検討されています。
しかしながら首長国すべてがカジノ導入に積極的な姿勢を見せているというわけではなく、特にドバイはすでに観光業は盛んであるため、カジノ導入の計画には消極的であり、少なくともカジノ導入を優先事項とは見ていないようです。
しかし経済都市ドバイを世界の大企業が放っておくわけがなく、すでに大手カジノ運営会社であるMGMリゾーツはドバイでのカジノホテルの開発を熱望していることを公言しています。MGMリゾーツのCEOであるビル・ホーンバックル氏は、先月ラスベガスで開催されたG2Eカンファレンスで「我々はポジティブだ。ドバイでカジノを併設したホテルを展開したい。一歩一歩、一日ずつ進んでいく」と述べ、意欲を見せました。
アラブ首長国はイスラム教の戒律により、競馬、宝くじのみ政府公認としていました。しかし昨年、大手カジノ運営会社のWynn Resorts(ウィン・リゾーツ)がラアス・アル・ハイマ首長国でカジノリゾート施設の開発を行うと発表し、カジノ解禁の噂が囁かれるようになりました。そして今年9月、アラブ首長国連邦はGCGRA(General Commercial Gaming Regulatory Authority/一般商業ゲーミング規制機関)を設立し、ギャンブル合法化の準備を進めていることが明らかになりました。
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