ストリーミングプラットフォームのTwitch/ツイッチは、2022年10月18日に賭け事に関するポリシーを更新し、スロットマシン等の配信を行う米国外に拠点を置く企業を狙い撃ちすると発表しました。
Amazon(NASDAQ:AMZN)傘下のTwitchは現在、ギャンブルサイトへのリンクや紹介コードの記載を禁じていますが、一部のストリーマー(配信者)がその禁止を回避する方法を見つけており、Twitchコミュニティを「潜在的被害」にさらしていると述べています。
TwitchがTwitterに投稿した声明には、「我々は10月18日にポリシーを更新し、スロット、ルーレット、ダイスゲーム等を提供する、米国(または消費者保護が十分に図られている他の地域を含む)で認可されていないギャンブルサイトのストリーミングを禁止する予定です。これらのサイトには、Stake/ステーク、Rollbit、Duelbits、およびRoobetが含まれますが、他のサイトも特定する可能性があります。」と述べられています。
米国外に拠点を置くゲーム事業者に対し、より強硬な態度を取るという同社の呼びかけは、一部の人気ストリーマーが「ローンの返済期限が来ており、トラブルを避けるためにお金が必要」だと語り、フォロワーから大金を集めたことが発覚した後に発表されました。
同社の声明によると、当面はファンタジースポーツ、ポーカー、スポーツベッティングのサイトはTwitchで許可される予定です。このコメント以上の詳細な説明はありませんが、同社がライセンスを持つ米国に拠点を置くゲーム事業者を許可するためだと推測されます。
先週、米国で大手のDraftKingsスポーツベッティング事業者は、AmazonのThursday Night Football 放送の公式パートナーとなったことを発表しました。この協定に基づき、DraftKingsはアマゾンが配信する試合中に、試合前とライブベットのオッズを提供することが出来ます。
これらを踏まえると、Twitchはギャンブル関連のコンテンツをすべて禁止しているわけではありません。むしろストリーマーとそのフォロワーを、悪徳ギャンブルサイトや詐欺行為から遠ざけることに重点を置いているようです。
ニュースソース:https://www.gamesindustry.biz/twitch-updates-gambling-policy-will-no-longer-allow-streaming-of-unlicensed-sites#:~:text=The%20new%20policy%2C%20which%20will,that%20provide%20sufficient%20consumer%20protection.%22
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