文部科学省が所管する日本スポーツ振興センター(JSC)は、スポーツ振興くじ【 toto 】の対象に男子プロバスケットボールのBリーグを加え、今年秋の開幕に合わせたスタートを目指してシステム開発を進めています。
バスケファンの関心を高めるため、1試合の結果を予想する「単一試合投票」、リーグ戦の優勝チームを予想する「順位予想投票」を導入する見込みです。
くじの売り上げは16年度に過去最高の1,118億円となりましたが、19年度には938億円に落ち込み、さらに新型コロナの影響で観客制限や大会中止が相次いだため、大幅な減収となりました。バスケくじでファン獲得、売り上げ増加を図り、収益の3分の2を地域のスポーツ団体や自治体への助成金に充てる仕組みとなっています。
助成対象はスポーツ振興投票法改正時に空調整備や医療スタッフ確保、災害や感染症が発生した場合の支援などにも広がり、新型コロナウイルスの感染対策として盛り込まれました。
スポーツ庁はくじの対象が広がることで、売り上げが1484億円まで増えると試算しています。
ニュースソース:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE302L60Q1A231C2000000/