シドニーで唯一のカジノである「The Star Sydney」の元バカラディーラーが仲間とイカサマし、カジノから約50万豪ドル(約4千万円)を騙し取ったとして有罪判決を受けました。
ガーディアン紙が先週報じたところによると、 2020年8月にHieu Duc Lamは他の2人の仲間(カジノスタッフと客)と共謀し、不正をしている場面がCCTVに捉えられていました。
このディーラーは次のゲームで使用するトランプを覗き見し、記憶した後、 ゲームに参加している共犯者である客に伝えていました。
この詐欺行為により、Lamとその共犯者は1ヶ月弱の間にカジノから約46万7,700豪ドルを騙し取りましたが、発覚後、Lamはカジノ運営会社、スターエンターテイメントグループによって直ちに解雇されています。
今年1月、Lamはシドニーの地方裁判所において15件の金銭的利益を得る不正行為の罪を認め、 ディーラーのライセンスを取り消され 、2年間の禁固刑、さらに250時間の社会奉仕活動が命じられました。
「The Star Sydney」では昨年3月にも他のスタッフ2名がカジノから3万豪ドル(約250万円)以上のチップを盗もうとして失敗し、解雇され、有罪判決を受けています。
また、スターエンターテイメントグループは昨年5月にクラウンリゾート社との120億豪ドル規模の合併案を提出しましたが、クラウンとの合併に不透明さがあることを理由に撤回しています。
ニュースソース:https://www.theguardian.com/australia-news/2021/jul/24/sydney-star-casino-baccarat-dealer-convicted-over-500000-betting-scam