マカオ司法警察局は11月27日、違法賭博とマネーロンダリングに関与した疑いで11人を逮捕し、そのうちの一人が世界最大のジャンケットグループであるサンシティの創設者でありCEOであるアルビン・チャウ氏であることを発表しました。現在チャウ氏はマカオ当局に拘束されており、取り調べを受けています。
ジャンケット市場の40%から45%を占めていたサンシティのCEOの逮捕は、評判のよくないアジアのジャンケットシステムにさらにネガティブな印象を与える事件だと報じられています。
サンシティは以前よりIR誘致を目指す和歌山のパートナー事業者候補として名前が挙がっていましたが、2021年5月、Covid-19の流行を理由に撤退を表明しています。
*ジャンケットは世界各国のVIPをカジノへ招待し、航空券、ホテルを手配し、滞在中の世話をする職業です。主にマカオやフィリピンなどのアジア諸国で導入されています。ジャンケットはカジノ事業者からカジノフロアを借り、そこでカジノ行為を行います。また、顧客に貸し付けを行うことがあります。ラスベガスでは行われておらず、日本のIRでも導入されない見込みです。
ニュースソース:https://www.casino.org/news/united-nations-celebrates-macau-junket-alvin-chau-arrest/