ウィン・リゾーツの共同創業者で元会長のスティーブ・ウィン氏は、セクハラ疑惑で2018年2月にウィン・リゾーツ社を辞め、ウィンとアンコール・ラスベガスの全株式を売り払いました。ウィン氏はセクハラ疑惑を否定していますが、もはや自身の名を掲げた会社の支配権も所有権も持っていません。
ウィン氏はその後すぐにフロリダ州のパームビーチに移りましたが、ラスベガスのサマーリン地区にある邸宅の買い手を見つけるのに苦労していました。しかし、ついに買い手が見つかったようです。
15,000平方フィートの敷地、6つの寝室、11室のバスルームを備えたこの物件の価格は24.5ミリオンドル(約31億5千万円)で、1年以上にわたり売りに出されていました。不動産エージェントは、買い手の身元や購入価格などの詳細を公開していませんが、取引はすべて現金とのこと。売却の手続きは5月末までに完了し、価格等の詳細はその後公開される予定です。
ウィン氏はカジノ業界を去った後、高級不動産に投資しているようです。パームビーチの6,700平方フィートの不動産を2021年4月上旬に24ミリオンドルで購入した後、32ミリオンドルで買い手を見つけています。
それだけではありません。ウィン氏は昨年2月にパームビーチで別の物件を18.4ミリオンドルで購入し、わずか3ヵ月後の5月に23.68ミリオンドルで売却し、約5ミリオンドル(約6億4千万円)の利益を得ました。
しかし、ウィン氏が所有する最大の不動産であるビバリーヒルズの物件は、まだ売りに出されています。全米で最も広大で高価な個人邸宅の1つと言われており、昨年の1億2,500万ドルより少し下げ、現在の希望価格は1億ドル(約128億円)となっています。
この邸宅はビバリーヒルズで他に類を見ない3エーカーの敷地に11室のベッドルーム、16室のバスルーム、ジムやシアター、ワインセラーもあり、「贅沢を次のレベルに引き上げる世代を超えた物件」と表現されています。
なお、金融メディアはウィン氏の財産を30億ドル(約3,800億円)以上と推定しています。
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