競馬のレース結果を改ざんし、オンラインベッティングで利益を得ていた罪でPAメディアの元競馬アナリストが10か月の実刑判決を受けました。
PAメディアはイギリス/アイルランドのマルチメディア通信社で、ニュースサービスの提供だけでなく、長年ベッティング業界に競馬やグレイハウンドレースのライブデータフィードを提供していました。
当時24歳だったベンサム被告は2018年の10月13日から22日までの間、レースデータを操作し、レース結果を自分に有利になるように改ざんすることにより1万ポンド(約153万円)の利益を得ていました。
ブックメーカーのSkyBet、PaddyPower、そしてBet365がベンサムの口座において疑わしいベッティングパターンを察知しPAメディアに苦情を申し立てたことから、当局が捜査に乗り出していました。
ベンサム被告は8月に自らの不正行為を認め、反省の弁を述べています。弁護人によると、ベンサム被告は英国でギャンブル行為が許される法定年齢である18歳以前よりギャンブルを始めており、まもなくギャンブル依存症になった、と述べています。ベンサムは自身のギャンブル依存症の問題に対処するため、ブックメーカーはじめその他のギャンブルサイトから自己排除しています。
ニュースソース:https://www.casino.org/news/prison-for-news-agency-analyst-who-fiddled-racing-results-to-win-bets/