MGM中国は、米国に本拠を置くMGM リゾートインターナショナルの商標の使用料として、2023年1月1日から3年間にわたり1億7,320万ドル(約233億円)もの金額を支払うと発表しました。
また、ブランディングサービス、ホテル清掃、ランドリーサービスに関して、2023年に4,640万ドル(約62億円)、マーケティング・サービスのために2023年に834万ドル(約11億円)を支払うことになっています。この金額は、2024年には963万ドル(約13億円)、2025年には1,091万ドル(約15億円)に増加します。
マカオで2つの統合型リゾート、MGMコタイとMGMマカオを運営するMGM中国は、規制文書の中で、MGM、MGMグランド、MGMグランド・マカオ、そして象徴的なMGMライオンを含むマークの使用許可を得たと発表しました。この契約には、ラスベガスのカジノ運営会社が所有するその他の「MGM関連のサービスマーク、商標、登録、ドメイン名」も含まれます。
ラスベガス・ストリップで最大のカジノ経営者であり、大阪にカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致を目指しているMGMは、マカオ部門のほぼ56%の株式を所有。MGMは米国での事業が好調な一方で、マカオの2つの施設での大規模な投資については様子を見ているようです。
マカオで営業権を持つ6つの企業のうち、MGM中国、Sands中国、Wynnマカオの3社は米国を親会社とする企業で、これらの事業者の間では商標に関する協定が一般的となっています。
Sands中国も、マカオでSands関連の商標を使用し続けるために、Las Vegas Sandsに3年間で3億7,700万ドル(約509億円)もの金額を支払うと発表しています。
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