MGMリゾート・ジャパンのエド・バワーズCEOは、今週シンガポールで開催されたGlobal Gaming Expo Asia (G2E) の基調講演で、同社の大阪への「大きな賭け」について述べました。日本のカジノ市場は近い将来、ラスベガス、マカオ、シンガポールに匹敵する、世界のゲーム産業の主要都市になる、というのがバワーズ氏のメッセージでした。
MGMリゾートは、日本のカジノライセンス入札を希望している2つのカジノ事業者のうちの1つです。MGMリゾートは米国とマカオで統合型リゾートを運営しており、大阪にも統合型リゾートを建設したいとしています。
「日本は素晴らしいゲーム市場になると信じている。日本の人口は1億3千万人近く、関西圏は約2,500万人の人口を抱えている。インフラが整備されており、コロナ以前から外国人観光客が急増していることから、この機会を逃すわけにはいかない。」とバワーズ氏は言います。
2016年12月にカジノ法案が成立したとき、日本は世界中のカジノ事業者から注目を浴びました。しかし、日本の長いルール制定プロセスとパンデミックにより、その熱意の多くは失われ、最有力候補だったラスベガス・サンズは2020年5月に撤退を発表。その後、ウィン・リゾーツやシーザース・エンターテインメントを筆頭に、他の企業が続きました。
それでもMGMは、日本への揺るぎないコミットメントを示し、「東京と大阪に10年近くオフィスを構えていることで日本の法律制定や文化をより理解できるようになった。私たちの大阪でのIRプロジェクトは、日本の感性とMGMのエンターテインメントとホスピタリティの両方が注ぎ込まれたものになるはずだ。いつか会社、日本、大阪にとって大きな勝利になると信じている。」と述べています。
バワーズ氏は、2023年半ばにMGM大阪の建設を開始し、2030年までに開業することを希望しています。
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