日本のIR計画がモデルにしているシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズカジノは、先月発生した新型コロナのクラスターの影響で2週間の閉鎖を余儀なくされていましたが、8月5日(木)に営業を再開しました。
リゾート当局によると、再開は従業員のワクチン接種率は90%近くに達したことを受けてのこと、また、営業再開に先立ち、従業員のワクチン接種状況や職務上のリスクに応じて、3日~28日ごとにPCR検査を実施することも明らかにしました。
米カジノ大手のラスベガス・サンズが所有・運営するマリーナ・ベイ・サンズは、11件のコロナ感染者が出た後、7月22日に清掃・消毒のためにドアを閉鎖しました。この事例を受けて調査が行われたところ、ホテルとカジノの複合施設で感染が続いていることが判明しました。
この危険なウイルスの拡散を防ぐため、 1つのテーブルゲームにプレイヤーは2人まで、電子ゲーム機やスロットマシンは1メートル以上離れたマシンのみ利用可となっています。
さらには、ゲームフロアでの飲食や喫煙は現在禁止されています。カジノスタッフはシフトの前後に手を消毒することが義務付けられており、手で触れることの多い部分や機器の清掃頻度を高めています。
マリーナ・ベイ・サンズの他のアトラクションに関しては、現在通常の4分の1の定員で営業しています。また、ショップや小売店も一般向けに営業を再開していますが、16平方メートルあたり1人の定員に制限されています。
また、同カジノがオンラインでのゲームを提供するという偽のウェブサイトやメッセージが出回っており、 同カジノリゾートは 「オンラインでのギャンブルサービスは提供しておらず、SMSや電子メールで会員関連情報やその他の個人識別情報を要求することはありません。カジノは、現在営業中のマリーナ・ベイ・サンズの他の施設やアトラクションと同様に、最高の安全性、衛生性、検査基準を遵守しており、規制のガイドライン以上の対応をしていきます」と述べています。
なお、同リゾートでは引き続きフェイスマスクの着用が義務付けられています。
ニュースソース:https://www.straitstimes.com/singapore/consumer/marina-bay-sands-casino-reopens-following-two-week-closure-due-to-covid-19