パースのクラウンカジノでギャンブルに負けたばかりの男性は、ある人物から申し出を受けました。
「君を助けてあげるよ。 1万ドル貸すから、負けたお金を取り戻してみんなで楽しく家に帰ろうよ」 と。
男性はその申し出を受け入れましたが、借りた1万ドルも失うと、高利貸しから嫌がらせや脅迫を受けるようになりました。
被害にあった男性はギャンブル支援サービスに助けを求め、ギャンブル委員会が調査を行ったところ似たようなケースはいくつもあり、カジノ周辺で「比較的平然と」 高利貸しが行われていることが発覚。
中には、借りた金額に加えて50%を支払わなければ家族に危害を加える、と脅された者も。
あるファイナンシャル・カウンセラーは、調査団に提出した書類の中で、クラウン社は略奪的な行為を見て見ぬふりをしていると述べています。
「カジノは、誰かが負けた人々に近づいているのを見ることもあるでしょう。カジノにはカメラがどこにでもあるのですから」と述べました。
クラウン社がカジノでの高利貸しを防止できていないことなどを受け、カジノライセンスを保持するにふさわしいかどうかを判断する調査は続けられています。
ニュースソース:https://www.abc.net.au/news/2021-09-27/loan-sharks-preying-on-vulnerable-gamblers-at-crown-perth-casino/100482632