今年1月に他界したラスベガス・サンズ/Las Vegas Sandsの前CEO兼会長で、大富豪の故シェルドン・アデルソン氏は、長年にわたりデジタル(オンライン)カジノに強く反対していました。そのラスベガス・サンズがついにオンラインギャンブルに参入することを発表。
オンラインゲーム技術への戦略的投資を計画しており、その一環として、デジタルゲーム投資チームを立ち上げました。オンラインゲーミング投資戦略、およびその目標についてそれ以上の詳細を明らかにしていませんが、同社の関係者は今年1月、デジタルゲーミングおよびベッティング市場の開拓を開始する可能性を初めて示唆していました。
前述の通り、同社がオンラインギャンブルに関心を示したことは、前経営者が歩んできた経営路線からの大きな転換を意味します。
ラスベガス・サンズの現CEO兼会長であるロバート・ゴールドスタイン氏は、
「サンズは業界内でのリーダーとしての地位を向上させることを決意しており、将来の成長に向けて当社にとって最適と思われる戦略的なステップを踏むことで、これを実現することを約束します。さらに、自社のプラットフォーム、専門知識、財源と、新投資チームとの組み合わせにより、当社へ長期的に大きな利益をもたらす投資を行う機会を提供してくれるものと信じています。」
と語りました。
ラスベガス、マカオ、シンガポールの統合型リゾートが「一日にして成らず」であったように、忍耐強く長期的な投資を行うことで、オンラインゲーミング技術への今後の投資は「会社と株主に大きな利益をもたらすと確信している」と締めくくりました。
ニュースソース:https://investor.sands.com/press-releases/press-release-details/2021/Sands-Launches-Initiative-to-Invest-In-Digital-Opportunities/default.aspx