親族間で現在も争っているフィリピンのカジノ、オカダマニラ/Okada Manilaですが、オカダマニラに関連する新たな事件が起きました。
フィリピンのメディア Inquirerによると、ある身元不詳のギャンブラーが高利貸しから約9,090米ドル(約120万円)の借金をし、返せなくなると5人の中国人が彼を誘拐し、オカダマニラ/Okada Manilaカジノ&ホテルの一室に監禁していたということです。
誘拐犯たちは彼を別の場所へ移そうとし、5人の男に連れられてカジノの外に出たとき、彼は警備員に合図を送ることができ、警備員が彼を救助したということです。
カジノの外には一行を待つ車がありましたが、行き先はわかっていません。しかし、誘拐犯はギャンブラーを身代金目的で拘束するか、あるいは最悪の展開に発展していた可能性も考えられます。
身元不詳のギャンブラーはほぼ間違いなく外国籍であり、フィリピン人ではないようです。このことは、警察庁長官、エドガー・アラン・大久保少将の「被害者と加害者の国籍にかかわらず、このような犯罪は許されない。外国人被害者を救出できるよう、このような不法滞在の報告には真摯に対応する」というコメントから推測できます。
アジア全域で中国主導の犯罪組織は、あらゆる違法行為を行っています。例えば、カンボジアでは多くの違法ゲーム施設を運営し、誘拐や人身売買で悪名を馳せてきました。
これはフィリピンも同様で、主にPOGO(フィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーター:海外を対象にしたゲーミング運営会社)セグメントを通じて見られます。昨年はPOGOに関連した誘拐事件が増加し、2022年1~9月の間に発生した31件の誘拐事件のうち、POGO関連は17件。それらの事件には、19人の中国人被害者のほか、ベトナムや台湾の被害者も含まれていました。これらほぼすべての事件背後には、中国の犯罪組織が存在していました。
フィリピンのゲーム規制当局であるPAGCOR(フィリピン・アミューズメント・アンド・ゲーミング・コーポレーション)は、ライセンスを受けたPOGOはいずれも犯罪とは無関係であると主張しています。その代わり、オペレーターはすでにライセンスの取消、または自主的にライセンスを手放しているのだとか。
議員たちは犯罪の元凶であるPOGO業界全体を排除しようとする動きがありますが、それでも認可されたカジノからギャングを排除することは難しいだろうと見られています。
ニュースソース:https://www.casino.org/news/gambler-kidnapped-held-at-okada-manila-for-not-paying-debt-to-loan-sharks/
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