映画さながら:韓国カジノ145億ウォン蒸発事件容疑者を拘束・釈放

容疑者のウー(Woo)
著者: Tomo Tomo
掲載日    |   更新日

韓国当局は、済州島にあるランディング・インターナショナルが運営する「済州神話ワールド」カジノで2021年に発生した強盗事件の主要容疑者を拘束したものの、しぶしぶ釈放しました。韓国メディアは、11月2日にドバイから到着した便に搭乗していたカジノジャンケットオペレーターの「ウー/Woo」という中国人を、ソウル・仁川空港で逮捕したと報道しています。

2021年1月に神話ワールドの金庫から15億円相当の韓国通貨が消えた際、地元メディアは「145億ウォン蒸発事件」と名付けました。

神話ワールドは、ホテル、複数のテーマパーク、ウォーターパーク、K-POPをテーマにしたエンターテインメントセンターからなる統合型リゾートで、2018年にオープンしましたが、資金紛失のニュースによりランディング社の株価は香港証券取引所で7.6%急落しました。

事件当初、これだけ多額の現金は重く、運搬が極めて困難なため、この強盗事件は法執行機関を困惑させました。盗まれた紙幣は29万1,200枚、1枚あたり5万ウォン(約5,200円)相当。その重さは617ポンド(約280kg)、空港や港で発見されずに輸送することが困難であることから、このお金はまだ島内にある可能性が高いと考えたのです。

済州警察は、金庫の鍵を持っていた数少ない幹部の1人であり、カジノの資金を管理していた中国系マレーシア人の女性幹部、リム・モ(56)を調査した結果、リムとウーが共謀し、9億円相当をウーが借りた近くの個人用金庫に移したとみています。また、リムはオーと名乗る別の共謀者に指示し、5億円相当をリムが住んでいた場所に移したとされ、回収しました。

残りの現金は、事件直後に逮捕された両替商のオーによって海外に送金されたと考えられています。

韓国の新聞によると、ウーはいかなる不正行為も否定しており、金庫のお金は自分のもので、ギャンブルで手に入れたものだと主張しています。また、海外に行ったのは「個人的な理由であり、捜査から逃れるためではない」と述べています。

済州警察庁の逮捕状申請を裁判官は「金庫の金がウーの金である可能性もある」と退けたため、ウーは現在、身柄を拘束されていません。

リムは事件が発覚する前に「クリスマス休暇」を取っており、以降連絡が取れない状態で、現在ドバイにいるとみられています。

ニュースソース:https://www.asgam.com/index.php/2022/11/15/jeju-authorities-arrest-missing-suspect-in-theft-of-us13-4-million-from-landing-casino/

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Tomo
著者について
幼い頃からトランプと花札に親しみ、パチスロ、競馬、競艇と、とにかく【賭ける】ことが大好き♡日本を飛び出しマルタに上陸、仕事を見つけるまでの1年間、毎日ランドカジノに入り浸りw。そのギャンブル好きが買われ、オンラインカジノ、ブクメのサポート、某大手アフィリエイトのメインライターを務めた後、ここ、ジャパギャンヘ!好きなゲームはテキサスホールデム、BJ、そしてEスポーツベット!ゲーミング業界人とプレイヤーという両方の視点から、皆さんに有益な情報をお届けします♪