オンラインギャンブルはインドで合法ではありません。しかし、違法であることを示唆するものもありません。法律ではギャンブルについて特に触れられていませんが、インド政府が必要と判断した場合には、外国のウェブサイトをブロックする権利が与えられる、という規定があります。
インドのオンラインゲーム市場は急成長しており、政府はこれまで海外のギャンブル企業や闇ギャンブルに流れていた収益を回収すべく、委員会を立ち上げ、さまざまな角度から合法化に向けたアプローチを検討し始めました。
この分野を指導する新たな規制当局の設立を検討することになり、同委員会はオンラインギャンブル事業者の活動を監視し、法律に従わない事業者を罰する権限を持ちます。また、オンラインギャンブルのライセンスを発行、停止、取り消しを行うことができる予定です。
ギャンブル産業を規制する連邦法がこれまで存在しなかったインドでは、現在、各州がそれぞれ独自の立場をとっています。
昨年9月にカルナタカ州政府は、あらゆる種類のギャンブル禁止令を実施しましたが、カルナタカ高裁がこの措置を覆しました。ケーララ州も昨年、オンライン「ラミー」をギャンブルと定義して禁止しようとしましたが、ケーララ州高等裁判所はカードゲーム「ラミー」は技能に基づくものであると判断し、禁止措置を覆しました。同じ事が、マドラス州でも起こりました。
とはいえ、まだオンラインギャンブルに反対する人もおり、インドの与党がこの法案を進めていることを批判しています。
しかし合法化へのアプローチはすでに動き出しており、具体的な内容はまだ決まっていないものの、年内には規制が設けられる可能性があるとのことです。
ニュースソース:https://www.casino.org/news/india-creates-panel-to-pursue-legalization-of-online-gambling/
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