劇的な幕切れとなったロシアGPで通算100勝を達成したルイス・ハミルトンは、メルセデスの戦略と、英国最年少F1ウィナーの座を危うく奪うところだったランド・ノリスを称賛しています。
ハミルトンは昨年、ミハエル・シューマッハの持つ91勝という記録を抜いてすでにレース勝利数の記録を保持していましたが、 「夢の」100勝を達成した日曜日は後半の大雨で大混乱に陥りました。
レースリーダーのノリスはマクラーレンチームのタイヤを交換すべきだという考えに対し、そのままスリックタイヤ(つるつるのタイヤ)で走行するという判断を下し、その後雨が強まったことでその判断は裏目に出ました。
メルセデスからピットインを指示されたハミルトンはインターミディエイトタイヤに交換し、コースに戻るとノリスとの差をみるみる縮め、コースオフしたノリスを横目にハミルトンは抜き去っていきました。
7回のワールドチャンピオン、101回のポールポジション、そして今回の100勝でF1史上最も成功したドライバーとなったハミルトンですが、ロシアGPでは予選で2度クラッシュするなどこれまでにないミスを犯し、オープニングラップで3つのポジションを落として7位になった後だけに、「魔法のような瞬間」が訪れたと語りました。
「昨晩寝るときには、自分の仕事に満足していなかった。今朝、目が覚めたときには、最高の仕事をしようと決心していたんだ。しかしノリスがミスをしない限り、追い抜くのは難しかっただろう。コース上でもコース外でも、メルセデスと一緒に行ってきたすべてのことを誇りに思っているよ。」
ニュースソース:https://www.skysports.com/f1/news/12433/12419103/hamilton-praises-mercedes-norris-after-magical-100th-win