金子勇氏のWinny事件が題材の映画「Winny(ウィニー)」公開中

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著者: Jun Jun
掲載日    |   更新日

金子勇氏が開発したファイル共有ソフトをめぐる「Winny(ウィニー)事件」を題材にした映画「Winny」(監督・脚本松本勇作)が今月10日から公開されています。

金子勇氏といえば、仮想通貨/暗号資産の代名詞、ビットコイン(BTC)の開発者「サトシ・ナカモト」の正体ではないかと噂されることもあった天才プログラマー。

その金子勇氏を演じるのは俳優・東出昌大。金子氏の弁護士役は三浦貴大が務めます。

殺人に使われた包丁をつくった職人は逮捕されるのかー。

技術者の未来と権利を守るため、

権力やメディアと戦った男たちの真実の物語。

映画「Winny」公式サイトより

映画の題材となったWinny(ウィニー)事件の概要をご紹介します。

Winny(ウィニー)事件とは

Winny(ウィニー事件)とは、ファイル共有ソフトWinnyを開発した金子勇氏が著作権法違反幇助の疑いで逮捕されたものの、無罪となった事件のこと。

ソフトウェア開発者・情報工学者の金子勇氏は2002年5月に特定のサーバーを介さずにインターネット上で直接やり取りを行う(P2P:ピア・ツー・ピア技術)ファイル共有ソフト、Winnyを公表しました。Winnyのユーザーは瞬く間に増加し、やがてWinnyを悪用した著作権侵害行為と情報漏洩が多発し、大きな社会問題となります。

ゲームソフトや違法コピーをしていたWinny使用者が次々と逮捕され、2004年には開発者の金子氏も著作権法違反幇助の疑いで逮捕、さらに2年後の2006年、京都地方裁判所で罰金150万円有罪判決を受けます。金子氏は即日控訴し、2009年には逆転無罪に。検察側が判決を不服として最高裁判所に上告しましたが、2011年12月無罪が確定しました。

金子氏は無罪確定からわずか一年半後の2013年7月、急性心筋梗塞のため42歳でこの世を去りました。

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おっとりなマイペースギャンブラー。カジノサポート、大手アフィリエイトのライターを経て今に至る。時折見せる生真面目さゆえ、時には周りに煙たがられている(気がする)ことが悩み。スロットプレイ時は喜怒哀楽が激しい。スポーツベットでは感動の涙をながすことも。