「シン・シティ」ラスベガスで開催されたF1GPは、多くのオンラインブックメーカーにとってフォーミュラレース史上最も賭けられたレースとなりました。
北米(日本ではサービスを提供していません)で最も人気のあるブックメーカー「DraftKings/ドラフトキングス」でも例外ではなく、ラスベガス・フォーミュラ1(F1)レースは、取り扱い額と賭け数の両方で同社史上最も賭けられたF1レースであり、どちらの指標においてもF1記録を保持していた2021年ベルギーグランプリを上回ったと発表しました。また、ベッターの間でF1ベットの人気が高まっていることを示すデータも発表しています。
F1を含むモータースポーツは、スポーツベット業界では「その他」のカテゴリーに属し、ベットの人気という点ではサッカー、バスケットボールなどの人気スポーツの次に位置しているスポーツカテゴリです。
今後もアメリカではアメリカンフットボールが、ヨーロッパではサッカー(フットボール)が最も多くのベットを集め続けると思われますが、F1がベッターに浸透しつつあることは明らかであり、その進歩は過去数年間に表れています。
ドラフトキングスの歴史上、F1売り上げ上位10レースのうち9レースが2022年シーズン以降に開催されたもので、うち6レースが今年開催されたレースです。この中にはラスベガスGPとマイアミGPが含まれており、シリーズが開催する3つの米国レースのうちの2つとなっています。
ここで注目したいのは、ドラフトキングスと米国市場のライバルであるファン・デュエル/FanDuelは、店舗型でもオンラインでもネバダ州ではベットを受け付けていません(ライセンス等の事情により)。ネバダ州の売り上げなくしてこれまでのF1記録を塗り替えたことは、F1がベッターの間で人気を集めていることを浮き彫りにしています。
ドラフトキングスは(そしてファン・デュエルも)いずれネバダ市場に参入すると予想されますが、ラスベガスのF1レースに関して言えば、ブックメーカーがレースから利益を得るのに必ずしもネバダ州を必要としていないことは明らかです。
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