非武装と思われる泥棒は、ラスベガスのホテル&カジノ、エル・コルテスのクラップステーブルから19,000ドル(約270万円)のチップを奪って逃走し、現在も逃走中です。カジノでは、警備員以外のスタッフは犯罪者と争わないよう指導されています。
しかし泥棒が盗んだチップは、エル・コルテスのキャッシャーで換金するまで何の価値も持ちません。
通常、カジノのチップはレイティングシステムによってハイローラーのチップを記録しています。このシステムの主な用途は、ハイローラーたちにホテルルームや食事などの無料サービスを提供する目安にします。
しかし、ハイローラーでない人がカジノでチップを大量に換金しようとすると、すぐにカジノは気付きます。また、あまり見かけない人物が少額のチップを何度も換金しようとする場合も同様です。
カジノによっては、チップにRFID(Radio Frequency Identification)を導入していますが、エル・コルテスはこの最新技術を使用していません。RFIDは、発行元のカジノが遠隔操作でチップの機能を停止することができます。この泥棒がエル・コルテスで強盗を働いたのも、それが理由かもしれません。
2010年にベラージオでは、オートバイに乗った武装した男が150万ドルのチップを強奪する事件が発生しましたが、RFID技術によりチップが無価値になったことを知った後、ネット上のポーカーフォーラムでチップを売ろうとして逮捕されました。
エル・コルテスの関係者は、「我々は天才的な犯罪者を相手にしているわけではないので、逮捕にそう長くはかからないはずだ」と述べています。
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