中国でギャンブルは禁止されていますが、福祉事業を支援するための宝くじは販売されています。
可愛い着ぐるみを被り、宝くじ担当者と写真を撮る当選者の男性は、宝くじで2億1,900万人民元(約44億円)を当てたばかりですが、家族が怠け者になるのではないかと考え、家族には秘密にして当選金を隠し持っています。
李と名乗る当選者は、広西チワン族自治区に住んでいます。このあたりの平均年収は約165万円で、当選の興奮を抑えつつ家族に内緒にしておくことは大変なことでしょう。李さんは、利唐という小さな村で宝くじを購入しましたが、賞金を受け取るために南寧の宝くじ売り場まで行かなければなりませんでした。泊りがけで南寧まで車で出かける口実を見つけるのも大変だったそうです。
その夜、李さんはホテルで宝くじを握りしめて夜を明かしました。
翌日、李さんは宝くじ売り場へ向かい、身元を隠すために「黄色の着ぐるみ」を身につけて写真撮影に応じ、政府に税金等を払った後、およそ1億7,160万人民元(約34億6千万円)を持ち帰りました。伝えられるところによれば、約5百万元(約1億円)を慈善団体に寄付しましたが、残りをどうするかは決めていないとのこと。
中国財務省による最近の報告書によると、中国の宝くじ売上は前年に比べ6.7%増、福祉用宝くじの売上高は前年比4%増、スポーツくじの売上高は8.3%増、中国ロトは前年比1%の増加となっており、ギャンブルの代わりに「くじ」を購入する人が増えているようです。
ニュースソース:https://fortune.com/2022/11/01/china-lottery-winner-keeps-30-million-prize-secret-wife-child-make-them-lazy/
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