ポーカー・チーター(詐欺師の意)と呼ばれるマイク・ポストルは、先週ミズーリ州ビロクシーのカジノで行われたMillion Dollar Heaterのメインイベントで7位に入賞し、予想外のカムバックを果たしました。しかしポストルは、賞金$32,703を手にすることはないかもしれません。
それは、2人のポーカープレイヤーが2021年にポストルが起こした名誉毀損事件の破綻による訴訟費用を回収するために、ミシシッピ州の裁判所がポストルに対して差押命令を提出したからです。
ヴェロニカ・ブリルは元ストーンズ・ギャンブル・ホールの従業員で、2019年9月、サクラメントのカードルーム、ストーンズでのポストルの連勝について初めて疑惑を口にした人物です。
2019年、平均的なポーカープレイヤーとして知られていたローステークス・グラインダーであるポストルは、ストーンズライブの配信で行われたキャッシュゲームを脅威の熟練度で勝ち続け、放送の解説者であり時折ゲームにも参加していたブリルは、何かおかしいと思い始めました。
分析者たちは何十時間にも及ぶ映像に目を通し、ハンドを分析し、ポストルの勝率が統計的にありえないものであることを議論しました。
その後88人のプレイヤーが、ポストルは放送用に使うプレイヤーのカードを読み取るRFID(無線自動識別)システムのバックエンドにアクセスする共犯者と共謀していたと主張、ポストルを詐欺で訴えました。
しかしこの訴訟は、カリフォルニア州の連邦判事によって却下。判事は、ギャンブルの借金は裁判では取り戻せないという古風な州法を引用したのです。そしてポストルは、名誉棄損でブリルらを訴えました。
ブリルらはこの訴訟を封じるため、反SLAPP訴訟を起こしました。SLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)とは、批判者が非難や反対を放棄するまで法的防御の費用を負担させることによって、検閲・脅迫を阻止し、沈黙を目的とした法的措置です。
これが功を奏し、ポストルの弁護士はこの訴訟からの解任を求め、ポストルはその直後に訴訟を取り下げました。その結果、裁判所から命じられた弁護士費用を支払うことになったのです。
そしてブリルは今回、被告が原告に支払うべき金銭(弁護士費用)を第三者によって支払われるよう命令する差押命令を提出しました。トーナメントを主催したBeau Rivage Casinoは、賞金を保留しているとPoker.orgが報じています。
ポストルは注目されるのを嫌い、「マイク・ローレンス」という偽名でトーナメントに参加していましたが、その策略は失敗に終わったようです。
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