世界中の多くの人々が家で過ごす時間が増えた昨年、ソーシャルカジノアプリの利用率が急上昇したと報じています。この情報は、GameRefinery社とLiftoff社のデータをまとめたものです。
2年前にBlackstone社は、大手モバイルパフォーマンス・マーケティングプラットフォームであるVungle社の過半数の株式を取得したことで大きな企業となりました。Vungle社は2021年3月にGameRefineryを買収し、8月下旬にLiftoffと合併しています。
2021年のモバイルソーシャルカジノアプリのレポートでは、2020年第3四半期から2021年第2四半期のパンデミックの最盛期に、ランドカジノの入場者数が減少したことを指摘しました。反対にソーシャルカジノゲームへの参加者は増加しており、この期間中、ユーザーはアプリに約9億9,000万ドルを費やしました。
ソーシャルゲーム業界では、ユーザーは換金のできないコインを購入してリーダーボードで競うなどしてゲームを楽しんでいますが、マーケティングアプリのLiftoff社がまとめたデータと、モバイルゲーム分析プラットフォームのGameRefinery社が分析したデータでは、239種類のアプリで12,000,000回インストールされています。
興味深いことに、モバイルソーシャルカジノアプリのユーザーは45歳以上の年齢層が最も多く、男性と女性の比率が同じとなっています。
また、今年初めに英国のブリストル大学が発表した調査結果では、オンラインギャンブルへの参加者は昨年急増し、男性は女性の3倍以上の割合でオンラインギャンブルに参加しています。
オンラインギャンブル業界では10月中旬にオーストラリアにおいてのギャンブル参加状況を調べたところ、オンラインでの参加者数は過去10年間で約2倍になっていました。H2 Gambling Capitalによると、オーストラリア、シンガポール、アイルランド、カナダ、フィンランドは、国民が最も多くギャンブルをしている国という結果が出ています。
しかし、ランドカジノにも変化が表れており、ラスベガスでは8ヶ月連続で観光客が10億ドルを消費しており、ネバダ州ゲーム管理委員会が今週発表した数字では、ほとんどのギャンブル部門において7ヶ月連続で40%以上の増加が見られています。
ニュースソース:https://venturebeat.com/2021/10/27/report-finds-social-casino-apps-have-generated-nearly-1b-during-pandemic/