ラスベガスのダウンタウンにあるビニオンズ・ギャンブリング・ホール&ホテルでは、新しいミリオンダラー・ディスプレイが設置され、ラスベガスで人気の写真撮影スポットが戻ってきました。
ビニオンズのオーナーであるテリー・コーディル氏(画像・左)と、カジノのオペレーション担当シニア執行役員であるティム・ラガー氏(画像・右)は、新しいミリオンダラー・ディスプレイの後ろでポーズを取っています。
このディプレイは2020年コロナ禍の真っ只中に撤去されていましたが、3年ぶりの6月16日から再びディスプレイが始まりました。
プレキシガラスに包まれた現金のピラミッドには、1ドル札が42,000ドル、20ドル札が688,000ドル、100ドル札が270,000ドルの合計でミリオンダラー(100万ドル=約1億4千万円)が入っており、重さにすると、約79キロの紙幣と82キロのプレキシガラスで構成されています。
これまでの展示では、写真のプリントのために待たなければなりませんでしたが、新しい展示では完全に自動化され、撮影した写真は、電子メールやモバイル端末にその場で送信することも可能です。
新しいディスプレイの背景は新しくなり、まるで100万ドルを前にビニオンの前に立っているように見えます。実際には、カジノフロアのプレイヤーズクラブ隣にあります。
このディスプレイは、ダラスのギャングからラスベガスのカジノ企業家に転身したベニー・ビニオンの発案で、1951年に当時フリーモントストリートにあったエルドラドクラブとアパッチホテルを購入し、ビニオンズ・ホースシューに変身させました。
ビニオンにはマーケティングの才能があり、テーブルのベット限度額を引き上げ、「受けない賭けはない」と主張してホースシューの名を世に知らしめました。
有名な話では、ビニオンは息子のテッドとジャックとともに、カジノ客を呼び込むための宣伝としてワールド・シリーズ・オブ・ポーカー、そしてその延長としてブラインドレベルが上昇するフリーズアウト形式のトーナメントポーカーという概念を作り上げました。
また、ビニオンズ・ホースシューはハイローラーだけでなく、すべてのギャンブラーにサービスとしてフリードリンクの提供を始めました。
1万ドルの束を巨大なホースシューに100束収めた「ミリオンダラー・ディスプレイ」を製作したのもベニー・ビニオンです。このディスプレイの原型は、2000年に当時カジノを管理していた娘のベッキー・ベーネンによって売却されました。
2008年、TLC ゲーミング・エンタープライズの社長兼オーナーであるテリー・コーディル氏がビニオンズを買収し、現在のようなピラミッド型の札束ディスプレイとして復活させました。
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