英国ギャンブル委員会(UKGC)は、ウィリアムヒルグループの3社に対し、同委員会史上最大となる1,920万ポンド(約31億円)の罰金を支払うよう命じました。今回の罰則は、社会的責任とアンチマネーロンダリングの不備によるものです。
ウィリアムヒル傘下のオンラインカジノサイト「Mr Green」に370万ポンド(約6億円)の罰金、英国全土で1,300以上の店舗型ブックメーカーを運営する「William Hill Organization Limited」には300万ポンド(約4.9億円)、そしてwilliamhill.com運営会社のWHG Limitedには1,250万ポンド(約20.4億円)の罰金となっています。
英国ギャンブル委員会の最高責任者は、「私たちがこの調査を開始して発覚した不備は非常に広範で憂慮すべきものであり、ライセンス停止が真剣に検討されました」と言います。
不備を修正するための全面的な協力と迅速な対応により、ウィリアムヒルはこの罰金より厳しい処分からは逃れたようです。
「事業者は自分たちの落ち度をすぐに認識し、私たちと協力して迅速に改善を実施したため、私たちは代わりに史上最大の支払いという選択をしました」と付け加えました。
特に厳しい規制で知られる英国ギャンブル委員会は、2023年に入ってこの3ヶ月で以下の事業者に罰金の支払いを命じました。
今回のウィリアムヒルにおける社会的責任の不備は、以下の事柄が挙げられています。
この他にも、多くの責任あるギャンブル対策およびマネーロンダリング防止の不備があったと資料に記載されています。
ウィリアムヒルは追加のライセンスを条件として、改善計画を監督させられることになります。また、効果的なアンチマネーロンダリングの実施、プレイヤー保護の方針、手順の改善、管理体制を整えるという課題があり、これらを果たしていることを確認する第三者による監査を受けることになります。
ニュースソース:https://www.gamblingcommission.gov.uk/news/article/william-hill-group-businesses-to-pay-record-gbp19-2m-for-failures
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