羽田空港で帰国への搭乗を拒否し、オーストリアに亡命を求めていた ベラルーシのツィマノウスカヤ選手が 二日、東京のポーランド大使館に到着したと報じられています。
オリンピック陸上競技女子200メートルに出場予定だった ツィマノウスカヤ選手 は、コーチを批判したことを理由にベラルーシへの帰国を迫られ、強制的に羽田空港に連れていかれたと語っており、日本の警察に保護されホテルで一晩を過ごしました。
ベラルーシのスポーツ選手を支援している野党団体によると、 ツィマノウスカヤ選手はポーランド亡命を希望しているということです。この団体は、昨年のベラルーシのルカシェンコ大統領の再選をめぐる全国的な抗議デモの最中、ベラルーシのスポーツ選手を支援するために設立されました。
ツィマノウスカヤ選手 はベラルーシに帰国した場合、投獄や身の危険を訴えています。
ポーランド外務省関係者は ツィマノウスカヤ選手は「人道的なビザ」を提供された、と述べています。
ニュースソース:https://www.bbc.com/news/world-europe-58052144