世界的に有名なオンラインギャンブル(iGaming)テクノロジープロバイダーであるSoftSwiss社の分析によると、特にオンラインギャンブルが盛んなヨーロッパ、南米、アジアという3つの地域では、アジアのVIP率が高いことがわかりました。今回の調査は、比較的新しい米国オンライン市場は調査の対象外となっています。
アジアは最も高額賞金獲得者が多く、71.6%のプレイヤーがモバイル(スマホ)でプレイしています。しかし、アジアの女性プレイヤーの割合は6.2%と低く、ヨーロッパや南米と比較すると男女の分布に差があります。また、アジアのVIP率は高いものの、収益に関してはトップではありません。
アジアで最もオンラインギャンブルを利用しているのは31歳から40歳のプレイヤーで、スロットが最も人気となっており、すべてのオンラインゲーム活動の80%以上を占めています。
ヨーロッパのプレイヤーの平均消費額は、他の地域と比較してかなり高くなっています。これは、ヨーロッパの高度なインフラストラクチャー(社会基盤)、しっかりした制度の枠組み、国民の可処分所得の高さに起因しています。
欧州には多様な文化的背景があり、さまざまなオンラインギャンブルやサービスに対する需要が高いといえます。その結果、ヨーロッパはiGaming業界における投資と経済的成功の最前線にあり続け、南米とアジアをかなりの差で上回っています。
ヨーロッパでは、68.3%の人がギャンブルをする際にモバイル端末を使用しており、平均ベット額はアジアより低いものの、南米を上回っています。また、女性プレイヤーの割合はヨーロッパがトップで、全体の約18.11%を占めており、南米が僅差で追っています。男性プレイヤーと女性プレイヤーの差は、ヨーロッパ経済における女性の存在感の高まりの結果でしょう。
欧州のインターネットユーザーの大半は31歳から40歳の年齢層が多く、この特定の層はスロットを最も好み、2位がカードゲーム、3位がルーレットと続いています。
南米のオンラインギャンブル市場は、オンラインカジノやブックメーカーの利便性を多くの人々が受け入れ、ここ数年、急激に成長しています。今後数年間で目覚しい発展を遂げることが予想され、オンラインギャンブルの規制導入を目指す国々は大きな成長を見込んでいます。
SoftSwiss社の南米オンラインギャンブルプラットフォームのデータでは、69.2%のプレイヤーがオンラインギャンブルにモバイルデバイスを利用しており、ヨーロッパより上回っています。
南米でも男性プレイヤーが多く、女性は17.4%でした。最も多いプレイヤー層は、他の地域と同じく31歳から40歳で、全人口の20.8%を占めています。
コロンビア、アルゼンチン、メキシコでのオンラインギャンブルの人気に拍車がかかっており、ブラジルがギャンブルを合法化しようとしていることで、南米市場はさらに成長すると見込まれています。
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