イギリスの大手ギャンブルサイトオペレーターが、英国ギャンブリング委員会から940万ポンド(日本円にして14億円以上)の罰金を課されたことが明らかになりました。
罰金を受けたのは888.comなど多くのギャンブルサイトを運営する888UKLimited。ギャンブリング委員会は、888はマネーロンダリングや社会的責任に関する規則に違反していたとしています。
888はギャンブリング委員会から公式の警告を受け、罰金に加え、第三者機関による大規模な監査を受けることも決まりました。
888は資金源調査を行う前に、顧客に4万ポンドの入金を認める方針を実施しており、これはマネーロンダリングに関する規則違反になります。さらに雇用所得について顧客からの口頭での説明を受け入れていたこと、資金源調査を検証するためにオープンソース情報に依存していたことが指摘されています。
ギャンブリング委員会の顧客対応に関するガイダンスを考慮していなかったことも指摘されており、Covid-19のピーク時に6週間で37,000ポンドを失った顧客との対話を行なっていなかったという事例も発覚しました。
顧客と実施されたやり取りの多くは、責任あるギャンブルツールを説明するEメールの送付のみであり、顧客から返答は求めていませんでした。
888は2017年にも780万ポンドの罰金を受けています。
ギャンブル委員会の最高責任者のローズ氏は、「今回の罰金はこれまでで最大規模のもので、888が失敗を繰り返すようであれば、ライセンスの目的を保持し、ギャンブルの安全と犯罪のない状態を維持するために、運営者の適正を真剣に検討することになるのは明らかである。」と述べています。
ニュースソース:https://www.gamblingnews.com/news/uk-gambling-commission-fines-888-with-12-6m/