ラスベガスのホテルで今年3頭目のイルカ死亡

ラスベガスのカジノでイルカ死亡
著者: Jun Jun
掲載日    |   更新日

MGMリゾーツがラスベガスで運営するホテル&カジノ、ミラージュ/Mirageでk2という名前で親しまれていたバンドウイルカが死亡したことを受け、イルカと野生動物のアトラクション「the Secret Garden and Dolphin Habitat 」を一時封鎖に踏み切りました。ミラージュではアトラクションの為飼育していたイルカの死亡が相次いでおり、今回で今年春から数えて3頭目となります。

11歳のk2は呼吸器系の病気の疑いで9月24日に死亡。そのわずか3週間前の9月初めには19歳のマーベリックが肺炎の治療中に死亡し、やはり呼吸器系の病気が疑われています。マーベリック、k2の死因についてはおよそ30日間かかるという検死解剖の結果を待っています。今年4月には13歳のベラが胃腸炎により死亡しています。

ミラージュは長年イルカの死亡例が多いとして批判を浴びてきました。1990年の設立以来死亡したイルカは14頭(活動家たちのよると16頭)で、3頭は25歳以上、3頭は若いイルカだったといいます。

動物愛護団体のWorldAnimal Protectionのプログラム・ディレクター、キャメロン・ハーシュ氏は「悲劇的です。この会場で死亡したイルカは3頭目ですが、いずれも20歳未満です。野生のイルカは30年から50年生きると言われています。飼育環境下のイルカの寿命の短さを如実に表している」と述べています。

ミラージュではアトラクションの閉鎖期間中、国立海洋哺乳類財団が会場の獣医学的ケア、水質、ろ過システムを調査するとしています。

なお、アトラクションの再開時期は不明です。

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おっとりなマイペースギャンブラー。カジノサポート、大手アフィリエイトのライターを経て今に至る。時折見せる生真面目さゆえ、時には周りに煙たがられている(気がする)ことが悩み。スロットプレイ時は喜怒哀楽が激しい。スポーツベットでは感動の涙をながすことも。