毎年数々のドラマを生みだす一大ポーカーイベント、2021WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)メインイベントが終了し、ドイツ人ポーカープロ、Koyay Aldemir/コライ・アルデミールが6,650人の頂点に輝きました。
アルデミールは栄光と800万ドル(およそ9億1千5百万円)、そして念願のゴールドブレスレットを手にしました。過去にはWSOPのイベントOneDropHighRollerで3位に入賞し、210万ドルを獲得するなどしています。今回の優勝によりこれまでの賞金総額が2000万ドルを超え、世界賞金ランキングでは67位に、ドイツ人プレイヤーとしては4位に躍り出ました。
チャンピオン誕生の瞬間
ヘッズアップではチップリーダーとしてファイナルテーブルをスタートしたアルデミールと、その次に多いチップでファイナルへ進出したアメリカ人のGeorgeHolmes/ジョージ・ホームズとの対決となりました。
勝負が決まったのはハンド#223。
アルデミール:10♦7♦
ホームズ: K♣ Q♠
フロップの 10♥ 7♠ 2♥ でアルデミールはチェック、ホームズは6,000,000をベットし、アルデミールが19,000,000にチェックレイズ、そしてホームズがコールします。
ターンでは K♠ 、アルデミールは2分後36,500,000をベット、ホームズがコールします。
次くリバーには 9♣ が表れ、2ペアを持つアルデミールがチェックで回します。会場に緊張が走る中、キングペアのホームズが133,000,000でオールイン!急激な展開を迎えます。
アルデミールがコール。 見事ブレスレットを獲得した瞬間でした。
ヘッズアップスタート時にはチップの差が2:1とリードしていたアルデミールですが、ホームズに徐々にチップを奪われ、一度はリードを許します。アルデミールはこのことについて「正直言ってとてもストレスを感じた。」と言います。「多くの人からの視線が自分に注がれている。簡単なことではない。すばらしいプレイをしたすべてのプレイヤーに敬意を表します。」とも述べました。
ヘッズアップで惜しくも敗れたホームズはポーカーの経験が豊富とは言えないながらも、すでに経験豊かなアルデミール相手に長時間にわたり手堅いプレイを見せました。
また、WSOPは11月17日、53回目となる次回の2022WSOPをBally’s and Paris Las Vegas Hotel & Casinoで開催することを発表しています。
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ニュースソース:https://www.pokernews.com/tours/wsop/2021-wsop/main-event/