日本人にとって馴染み深い競馬。有馬記念に日本ダービーに天皇賞、また多くの日本の競走馬が出走するフランスの凱旋門賞など、聞いただけで胸が騒ぎます🐎
日本に競馬が誕生したのは1860年とされています。戦中戦後は競馬ができなくなった時期もありましたが、160年も前から日本人に愛されているまさに国民的娯楽といえます。
日本国内において賭博は認められていませんが、競馬は競輪やオートレース、競艇、スポーツくじと同じく公営ギャンブルとして例外的に認められています。
ではブックメーカーで競馬に賭けることも合法でしょうか?それとも違法となり罪に問われるのでしょうか?
📖関連記事を読む |
日本では「競馬に賭けることは認められている」と言いましたが、それならブックメーカーでも競馬は合法でしょうか?この問に対する答えは「合法ではない」です。
日本で認められているのは、あくまでも「公営ギャンブル」の競馬です。
そんな「公営ギャンブル」である競馬は、日本中央競馬会(JRA)が主催する中央競馬、そして地方自治体が主催する地方競馬を指します。これらの競馬に賭けることは合法です。
今や馬券の購入は競馬場や場外勝馬投票券発売所(ウィンズ・エクセル)だけでなく、インターネットでも購入できるようになりました。
しかし、インターネット上でたとえ日本競馬に賭けられるといえども、ブックメーカーは中央競馬会や地方競馬とは関係ありません。「公営ギャンブルの競馬」ではないブックメーカーで賭けることは「合法」ではないのです。
ということはブックメーカーやブックメーカーで競馬に賭けることは違法なのか、という問いです。
現状日本にはブックメーカーやオンラインカジノを含むオンラインギャンブルそのものに対する法律が存在しません。日本の賭博法は、1884年に制定されたもので、国内で賭けを提供する胴元とそこで賭け事を行う客に対しての法律です。そもそも海外にあり、かつ(当時は想像さえされなかったであろう)オンライン上のギャンブルを想定して作られていません。よって海外で運営されているオンラインギャンブル運営者を日本の法で裁くことはできません。
次に、こういった国外で運営されているブックメーカーに日本からアクセスして競馬にベットすることが違法なのかどうか、という点です。
この点においては、裁判で争われた事例がなく、なんとも言えません。専門家の間でも意見が分かれています。
ちなみに競馬だけに限りませんが、これまでブックメーカーで賭けていて逮捕された人はいません。しかし、同じオンラインギャンブルであるオンラインカジノをプレイしていて逮捕者が出た事例は何度かありますが、一人を除いて、みな略式起訴で罪を認め、罰金刑で終わらせています。略式起訴で罪を認めず、裁判で争う姿勢を見せた一人に関しては、検察は不起訴処分としています。つまり、この一人は罪に問われていません。裁判で争った場合、検察側は有罪にできる確信がなかったからだと言われています。
しかし、ブックメーカーの中には、完全に違法といえる場合があります。
インターネット上でベットできるといえども、日本を拠点とするブックメーカーで遊ぶことは明らかに違法です。また、国内で実際に店舗を構えてオンラインスポーツベットやオンラインカジノを客にベット/プレイさせる「インカジ」も違法となります。
また、海外にサーバーがあるブックメーカーでも、合法的なライセンスを取得していることを必ず確認しましょう。残念ながらライセンスなく運営されているブックメーカーやオンラインカジノサイトは世界中に数多く存在しており、そういったサイトで遊ぶと出金ができないどころか、個人情報を盗まれたり、犯罪に巻き込まれたりする危険性があります。
ジャパンギャンブラーズは、海外を拠点としている、正規のライセンスを取得し運営されているブックメーカーのみを紹介しています。
それぞれの特徴を各ブックメーカーレビューで詳しく紹介していますので、ブックメーカー選びにぜひお役立てください。
🔍スポーツベットを楽しむための必須知識 |
日本の法律においては、海外にサーバーがある、海外拠点の合法ライセンスを取得しているブックメーカーで競馬に賭けることに関する法律はありません。合法でもないことは確かですが、違法なのかという点は曖昧です。
大阪IR(カジノを含む統合型リゾート)が認定され、日本初のカジノが大阪に誕生することになり、日本におけるギャンブルが大きな転換期を迎えています。カジノ解禁に伴い、オンラインギャンブルを取り巻く環境にも変化があるかもしれません。
注目していきましょう。
🏇これらの競馬関連記事もどうぞ