著者:
Jun
Jun
掲載日 |
更新日
オンラインカジノでVPN利用は禁止？注意点も解説
皆さんはインターネットを使うとき、VPN（ブイピーエヌ・ヴィーピーエヌ）を利用することがありますか？
VPNとは、Virtual Private Networkの略で、仮想のプライベートネットワークのこと。主にインターネット上のセキュリティ対策に利用されます。VPNに接続することにより自分専用の回路を作る＝つまり、「第三者にアクセスされにくい環境を作る」ことができるのです。特に無料WIFIを利用する場合、個人情報漏洩のリスクを下げることができます。
セキュリティ対策として作られたVPNですが「あたかも自分が他の国にいるような環境を作る」ことでいろんなサービスを受けることが可能になります。海外のサーバーにアクセスすることにより、日本からは視聴できないコンテンツを視ることができたり、逆に、海外にいるときに日本のサービスを受けられたり。
セキュリティ対策ができて、他国のサービスを受けられるVPNは一石二鳥！・・・ですが、ではオンラインカジノではVPN利用は認められているのでしょうか？
オンラインカジノ・ブックメーカーの対応や、VPNに関する注意点など見ていきましょう！
| 併せて読みたい！ |
オンラインカジノでVPN利用は認められている？それとも禁止？
結論からいうと、VPN利用が認められているか否かは、オンラインカジノにより異なります。ブックメーカーやオンラインポーカーでも同様です。
VPNを明確に禁止しているオンラインカジノもあり、特に禁止していないオンラインカジノもあります。
禁止されているオンラインカジノでは、VPNを利用すると厳しい措置が取られることがあり、資金凍結やアカウント閉鎖となる可能性が。
それじゃあ禁止されていないカジノでプレイしたらいいね、というわけではありません。禁止されていないカジノでも、VPN利用を推奨しているわけではなく、むしろ「利用しないことをお勧めする」理由があるのです。
セキュリティが守られやすいVPN利用は本来プレイヤーにとっていいはずなのだけど…？いったいどうしてでしょうか？
⛔VPNを利用すると違反になる「VPN禁止」のカジノの例
（ミスティーノ）
🉑VPNの利用自体を「禁止」とはしていないカジノの例
＊ベット365に関しては、サポート曰く「禁止」はしていないということですが、たとえばジャパンギャンブラーズのあるマルタから日本にVPN接続をすると、サイトそのものが開かなくなっています。
ただしマルタからVPNを利用してもサイトが開く国があるので、VPNを使ってサイトの閲覧が可能かどうかは、どの国からどの国に接続するかによって異なるようです。
とはいえ、ベット365は、国によって異なるベッティング規制やVPN規制から（これらに関しては後述しています）、もしもプレイヤーに問題が生じても「プレイヤーの自己責任」であることを強調しています。そういった問題を避けるためにも、居住国からVPNを利用せずにプレイすることを強くお勧めしています。
＊＊プレイオジョ系ブランドに関しても「禁止」はされてはおらず、ペナルティ対象ではないものの、「原則お断りしている」とのことです。プレイオジョはその理由として、電話によるサポート案内ができない可能性や、利用状況によっては利用規約に抵触する可能性があること、さらにVPN回線不良によりゲームが正常に行えない可能性をあげています。
＊＊＊カジ旅でもVPN利用自体は「禁止」ではないものの、日本国外からのアクセスは認められていません。
オンラインカジノでVPN利用が禁じられている／推奨されていない理由
オンラインカジノでVPNが禁止、あるいは推奨されていない理由を見ていきましょう。
オンラインカジノにとってのVPN利用者＝身元を隠したい利用者？
VPNを利用すると、自分の身元や居場所を隠すことができるため、より安全な環境でネットでやり取りができます。
しかし、このVPNの特性を悪用しようとする人も確実に存在します。
仮想通貨カジノなどの一部のオンラインカジノを除き、オンラインギャンブルサイトでは、プレイヤーの身元確認はしっかり行われます。本人確認、KYC、アカウント認証とも呼ばれるプロセスですね。日本在住者の場合、ほとんどのオンラインギャンブルサイトでは最初の出金の際に本人確認が行われ、運転免許証やパスポートなどの身分証明書、住民票や公共料金の明細書などの住所確認書類、また利用の決済方法のアカウント情報など、厳しく審査されます。
その性質上、マネーロンダリングなど犯罪の温床になりやすいオンラインカジノでは、必ず専門のセキュリティチームがおかれており、あなたが「どこのだれでどのようにアカウントを使っているか」に目を光らせています。
そんなオンラインカジノにとっては、「VPNを頻繁に利用しているプレイヤー」＝「何らかの理由により、身元や居場所を知られたくないプレイヤー」となります。なかには、VPN利用を「実際の場所の隠蔽や偽装」と表現しているカジノもあります。
VPN利用を禁止しているカジノでVPNを利用すると、即アカウント凍結や残高の削除となる可能性があります。また、VPN利用が特に禁止されていなくても、セキュリティチームから「身元を知られたくないプレイヤー」に見られる可能性があるということは覚えておきましょう。そうなると結果的にアカウント凍結や残高削除に繋がってしまうのです。
基本的にオンラインカジノは居住国からプレイすることを前提としています。VPNを利用していてもいなくても、居住国以外からのアクセス自体を禁じているサイトもあります。
ちなみに、オンラインカジノ側からは、プレイヤーがVPNを利用しているかどうか判別可能です。これは私の経験談ですが、とあるオンラインカジノのサポートをしていたとき「（IPアドレス上では）さっきまで日本にいたのに、30分後には東南アジアに行き、また30分後には日本に帰ってきた」プレイヤーを何度も見ました😅
オンラインカジノへのアクセスが禁止の国も
国によってオンラインカジノにおける法律は異なり、オンラインカジノへのアクセスを禁じている国もあります。ちなみに日本はオンラインギャンブルを取り締まる法律そのものがないので違法ではありません。
もしもオンラインギャンブルへのアクセスが禁じられている国からオンラインカジノにアクセスすると罰せられることがあります。VPNを利用している、していない関わらず「アクセスをした」ことが違法なのです。オンラインカジノは責任を取ってくれません。
また、オンラインカジノが特定の国で有効なライセンスを取得していない場合もあります。そのような国からのアクセスは認められていません。
| 関連記事を読もう！ |
VPN利用が禁止されている国もある
また、国によってはVPNが禁止されている場合があります。中国やロシア、イランやトルコなどがその例です（国家公認のVPN利用なら合法の場合あり）。日本ではVPNの利用は特に禁止されていないのでピンとこないかもしれませんが、日本から一歩外に出ればそこは外国。先ほど述べたオンラインカジノへのアクセスと同じように、VPN利用が合法かどうかを知っておく必要があります。
海外旅行先で「いつもの」オンラインカジノをプレイしようとアクセスしたけれど、できない。じゃあVPNを接続しよう・・・。たったこれだけのことなのに違法行為をしている場合があるのです。
もちろんそういった国でトラブルがあったとしても、やはりオンラインカジノは責任を取ってはくれません。すべて自己責任となりますからね。
VPNを利用するとエラーが起こる可能性
一般的にVPNを利用するとサイトの機能に影響を与えます。
VPNによる回線不良により、タイムラグやエラーが生じ、ゲームが正常に行えない、ゲームプレイ中に残高が急に消失した、急に画面がフリーズするなどという現象がよく起こります。
VPN利用を禁止していないとあるカジノのサポートさんによると、ゲーム中問題が生じたという問い合わせがあった場合、プレイヤーのVPNが接続された状態だったということが多々あるそうです。VPNで生じた問題を解決するにはやはりVPNをオフにするしかないのです。
快適なプレイ環境を保つためにもVPN利用はおススメしないというギャンブルサイト多数。
まとめ：オンラインカジノでVPN利用は禁止？注意点も解説
VPNの利用に関しては、禁止としているサイト、禁止していないサイトと、ギャンブルサイトによって対応が異なることがわかりました。
禁止としているカジノはもちろん、禁止とまではしていないカジノでも、VPN利用がお勧めされていないこととその理由もわかりましたね。
- オンラインカジノから「怪しいプレイヤーかも」と疑われる可能性があること
- オンラインカジノへのアクセス、VPNの利用が禁じられている国があること
- ゲームが正確に作動しない、タイムラグが生じるなど、プレイ環境に悪影響を与える場合があること
本来はセキュリティを向上させるためのVPNなのですが、オンラインカジノでの利用はかなりの注意が必要です。デメリットだらけです・・・。
たとえVPNが禁じられていないサイトであっても、外国のルールについても自分でいろいろ調べないといけないのは面倒だし、変にカジノ側から疑われるリスクもあるし、ゲームが快適にできないのなら・・・オンラインギャンブルサイトの利用は居住国で、VPNを使わずにプレイする、ことが鉄則です。