マルタ(MGA/Malta Gaming Authority)ライセンスは、B2B(企業間)とB2C(企業対顧客)の両方のゲーミング企業の運営を認可しています。B2Cセクターの年間費用は、返金不可の固定年間支払額と収益に応じた年間支払額の2つで構成されています。
オンラインカジノがマルタライセンスを取得するには、個人の身分証明書を含む法的文書、会社のすべての規約とポリシー、銀行明細書、事業計画、所有構造など、その他にも多数の証明書が必要となっています。申請手続きは通常6ヶ月から12ヶ月かかり、審査が厳しく信頼性の高いライセンスの1つです。
マルタライセンスは、ギャンブルカテゴリーにより数種類のB2Cライセンスに分かれています。
RNGゲーム(グラフィックのテーブルゲームなど)を提供するライセンスに年間€25,000、スポーツベッティングを提供するライセンスにさらに年間€25,000、ポーカーを提供したいならさらに年間€25,000、ファンタジースポーツにはさらに€10,000、などと提供するギャンブルの種類が増える度に支払う金額も上がります。
1998年にオンラインギャンブルのライセンスを発行し始めたマルタライセンスですが、ライセンス発行後も不定期に抜き打ち監査があり、厳しい上に維持費も高いため、長年、安定した運営を行っているオンラインカジノでマルタライセンスは保有されているのがわかります。
プレイヤーにとってマルタライセンスを持ったカジノは、信頼してプレイできるカジノ、という指標にもなります。
マルタライセンスの規制は年々厳しくなり、プレイヤーに提供するボーナスの量を制限したり、プレイ時間を知らせる通知など、ギャンブル依存症の取り組みに力を入れてきました。
それは素晴らしいことではあるのですが、プレイヤーは入金額が一定の累計額に達すると、「資金源に関するアンケート(SOWQ)」に答えなければならず、追加の書類を提出するまでは出金されないという事がありました。
ワタクシ自身も出金が「保留」になったままなのでサポートに連絡すると、資金源に関するアンケートを提出してくれとのこと。アンケートを見てみると、毎月の給料や資産など、あまり人には言いたくない内容のものでした。しかしアンケートに答えて書類を提出するまで、出金されないとのこと。
この時に「もうマルタライセンスのカジノでプレイするのはやめる!」と誓った人も多いようで、そんな2019年後半から2020年初めにマルタライセンスからキュラソーライセンスに移行するオンラインカジノが続出しました。
取得が難しいマルタライセンスですが、ギャンブル依存症に取り組んでいるがために、オンラインカジノ側にとってもプレイヤー側にとっても、面倒だと感じる人も多いかもしれません。
信頼できるライセンスであり、他のカジノライセンサーよりギャンブル依存症に真剣に取り組んでいます。
ついつい熱くなってしまう人や、今日は出ないな・・・やめなきゃ、と思っていてもやめられない人にはマルタライセンスのカジノをお勧めします。
設定ページから入金限度額を決めてもよし、プレイ時間を設定してもよし。また、マルタライセンス保有者は万一サイトが倒産した場合のプレイヤーへの支払いのため、予め別の銀行口座に資金を保管しておく必要があります。
こんな点がさすが「信頼できるライセンス」だと感じます。未払い、といったことは起こらないので、この一覧ページのカジノは安心してプレイできるオンラインカジノでしょう。