キュラソーライセンスは、1993年に世界で初めてオンラインギャンブル市場を規制するための法律を制定し、1996年にはゲーミングライセンスオーソリティを設立、ライセンスの発行を始めました。
現在、450以上のギャンブルサイトがキュラソーライセンスを取得しており、オンラインカジノの中ではキュラソーライセンスを取得しているサイトが最も多いと言えます。キュラソーライセンスには、政府から認可を受けた以下の4つのマスターライセンスが存在します。
キュラソーライセンス所有者は、ギャンブルに規制がなく、運営に他のライセンスを必要としない国であればオンラインゲーミングを提供することが許可されています。
事実上、オンラインカジノはキュラソーライセンスで世界の大半の国や地域で運営することができ、マスターライセンサーにサービスを提供する国を指定することができます。
プラットフォームやゲームを事業者に提供するソフトウェア開発者なら、B2B(企業間)ライセンスを取得し、プレイヤーにゲームやサービスを提供するためにはB2C(企業対顧客)ライセンスが必要です。
B2Cライセンスを取得したからといって全てのギャンブルを提供できるわけではなく、オンラインカジノのみを運営できるもの、ブックメーカーやオンライン宝くじの運営にのみ適合するもの、カジノとブックメーカーの両方を提供できる高水準のライセンスもあります。
キュラソーライセンスの4種類のマスターライセンスは、それぞれ別のライセンス当局から授与されています。
各ライセンサーは、キュラソーの最高規制機関であるCuracao Gaming Control Boardが提供する条件と法律に従っているため、これら4種類のライセンス条件の違いはほとんどありません。
オペレーター側(オンラインカジノやブックメーカー)からの視点とプレイヤーからの視点では多少異なることもあるかと思いますが、主な長所と短所は以下の事柄が挙げられます。
「規制が緩やか」な点はオンラインカジノ側にとっては明らかに長所ですが、審査も緩いのでキュラソーライセンスを持っていると安心なオンラインカジノ、とは言い切れません。
オンラインカジノ側からすれば、広い地域をカバーし、短い期間で取得でき、費用もMGAなどよりかからない、しかもボーナスを提供できる限度や規制もなく、自由で便利、お得な値段、と美味しい点ばかり。
プレイヤー側からも、MGA(マルタ)ライセンスのように一定の累計入金額に達するとかなり個人的な質問(給料や住居は賃貸かどうかなど)に答える必要もなく、きちんと自信をコントロールしてプレイしている方には煩わしいこともありません。
ボーナスの量も規制されていないし、プレイヤーにとってもお得、簡単、便利な点があるのです。
しかし、キュラソーライセンスでプレイしている場合は、ギャンブル依存症に陥る可能性もあり、比較的簡単に取得できるため、キュラソーライセンスを持つオンラインカジノの信頼性もまちまちとなっています。