オンラインカジノでプレイしていてよく耳にするRTP。世の中にあふれる一体なんの略なのかわからないアルファベット3文字。オンラインカジノでもRTPやらKYCやらRNGやら、一見したところわからない文字に出くわすことがあります。
今日はRTPについてじっくり解説していきます!
RTPは略さずに書くとReturn To Player。直訳すると「プレイヤーに戻る」っていうこと。日本語では還元率、ペイアウト率と訳され、つまりベットした額に対してプレイヤーに還元される割合のことです。
例えばRTPが96%のスロットで100ドルをベットするとすると、100ドルの96%=96ドルがプレイヤーに還元されることを意味します。しかしこれはあくまでも平均値なので、プレイしていてかならず96%のベット額が戻ってくるというわけではありません。他のだれかがそのゲームで勝ってRTP率500%を出しているときにアナタのRTP率はたった20%、となることもあります。またその逆もしかりで、アナタが絶好調なときに他のだれかは大負けしていることもあるのです。
RTPの値は多くの場合、ゲームを開いたときにあるHelpやゲームルールに記載されています。ライセンスによってはRTPの公表を義務付けていないところもあるので、情報が記載されていないカジノもあります。また、わざわざゲームを開けなくともRTPがわかるようにサムネ等に表示されている便利なカジノもあります。
オンラインカジノではスロット、バカラやブラックジャック、ルーレットやスクラッチカードなど様々なゲームを楽しむことができます。各ゲームの平均RTPは以下の通り。ランドカジノでも各ゲームほぼ同じぐらいのRTPですが、スロットはオンラインカジノの方がRTPが高くなっています。
すべてのオンラインカジノゲームのRTPの平均値は97.30%前後です。オンラインカジノは、日本の公営ギャンブルよりも「稼ぎやすい」ギャンブルであることがわかります。
RTPの逆がハウスエッジです。日本語では控除率とも訳されますが、ようは「胴元の取り分」です。簡単に言うと95%のRTP値だとすると100-95=5%がハウスエッジとなります。RTPが100%を超えるということは胴元が赤字となることを意味しているため、RTPは100%を超えることがありません。オンラインカジノのハウスエッジはとても低く、1%~5%ほど。競馬、競輪などの公営ギャンブルは約25%のハウスエッジが定められています。とくに宝くじは厳しい!宝くじでは夢を買う、程度にとどめておいた方が良さそうです。
なぜオンラインカジノはハウスエッジをこんなに低く抑えることができているかというと、「オンライン」カジノは店舗を構える必要がないからです。私が初めてこの業界に足を踏み入れた時、驚いたのはそこです。オフィスは静かなマンションの一室。スタッフがカタカタとパソコンに向かって仕事をしています。実にシンプルな空間です。もちろんネオンもなければ実際のスロットマシンもありません。巨大な空間を必要とするランドカジノとは光熱費や維持費、人件費、テナント代などの支出が大きく異なります。
ただし、一口にRTP‐還元率と言っても、スロットのRTPとライブカジノのRTPは考え方が異なります。
スロットにはRNG(Random Number Generator/ランダムナンバージェネレーター)と呼ばれる(乱数発生器)がプログラムされており、RTPが設定されています。
なのでRTP値が変わることはありません。
プレイヤーができることはスピンすること。スピンをターボにしようが、一球入魂してスピンを回そうが結果は同じです。こう言ってしまうと夢がないかもしれませんが、運が左右します。
しかし勝った時、勝ち逃げできるかどうかはアナタ次第です。どんなゲームにも波というものがあります。波に乗って勝っているときに止められるかどうかがカギ。
また、これは私も何度も経験がありますが、負けているときに「これだけ負けが続くことはない、次の瞬間大きく勝てるに違いない。」という思いを捨てきれず結局資金が尽きるまでプレイし続けてしまう。止め時を知ることが大切なのです。
一方、ブラックジャックやルーレット、バカラなどのライブカジノでは事情が異なります。どのようにプレイするか、プレイ中どんな賭け方をするかなど多くの選択や判断を下す必要があります。そんなゲームの場合、当然スキルの高いプレイヤーはビギナーよりも高い勝率を狙うことが可能です。RTP値はあくまでも理論上の最適なプレイをした場合のRTP値です。勝ちたいと思うなら、戦略を学びスキルを身に着けることが近道です。
オンラインカジノで一番RTP率を意識するのはスロットでしょう。私もスロットを選ぶときにはまずはゲームプロバイダーとRTPをチェックします。
オンラインカジノ関連の記事で、軒並み人気があるのは高RTPスロットのランキング。人気のBig Time Gaming/ビッグタイムゲーミングのWhite Rabbit (97.77% )Netent/ネットエント のBlood Suckers(98%)なども高RTPスロットとして知られています。
同じスロットでも、RTPはカジノにより異なる場合があります。
いくつかのプロバイダー、例えば大手プロバイダー、プレインゴーやプラグマティックプレイ、ネットエント、レッドタイガー、ステークロジック、マイクロゲーミングではスロットのRTPの設定を何パターンか用意し、カジノ側が選択できるようになっています。プレイするカジノの設定しているRTPが他のカジノより厳しめなのかは気になるところ。各カジノのゲームを実際に開いてみてそこからチェックし、同じプレイするならRTP高めのカジノでプレイしたいですよね。
なかにはRTPが公表されていないカジノもあります。RTP公表はカジノに義務付けられているわけではないのでそれ自体は問題はないのですが・・・公表しない=低いRTP率を選択していて、プレイヤーに知られたくないから・・・?!と思っちゃいますけどね。
ちなみに2021年5月末、ライセンス発行機関であるMGA(マルタゲーミングオーソリティ)は、最小RTP率を現行の92%から85%に引き下げる案を出しました。おおむねオンラインカジノオペレーターからは歓迎されているようですが・・・85%はプレイヤーからするとよほどフィーチャーが魅力的でない限り手を出しにくいRTP率ですよね。
さきほどRTPの公表をしていないカジノがあると述べましたが、多くのカジノではRTPが公表されています。そしてなかには、メジャーなゲームではゲームを開ける前に一目でわかるよう表示されているカジノもあります。以下の画像はカジノミーです。
RTPとよく混同しがちなのがスロットのボラティリティです。ボラティリティとはしばしば変動率、と訳されます。「ボラティリティが高い」、「ボラティリティが低い」などと表現されます。
スロットを選ぶ際には自分のプレイスタイルや資金により、RTPとボラティリティを意識することが重要です。
RTPが高めだからという理由で選んだスロットをプレイするにも、そのスロットが高ボラティリティで自分の資金があまりない場合、大きな当たりが出るまでに資金が底をついてしまうリスクが高くなります。逆に同じRTP率のスロットでもそのスロットが低ボラティリティスロットなら、資金が少なくても長くプレイできる傾向にあります。
先ほどもチラッと触れましたがRTPの高いスロットのランキング記事は数多く、軒並み人気です。個人的な感想ですが、あまり面白くないなあ・・というスロットも。私はやってみてつまらない高RTPスロットよりも、やっていて楽しい低RTPスロットでプレイしたいと思う方。楽しいスロットかつ高RTPスロットならそれがベスト。皆さんも次の高RTPスロットを試してみてくださいね~。
ちなみに、高RTPスロットはボーナスマネーではプレイを禁止されていたり、プレイしても賭け条件消化率に貢献しない除外ゲームに指定されていることが多々ありますので、ボーナスをもらってプレイするときは事前にチェックしましょうね。
RTPは何百万回、何千万回のスピン数に基づいているので、私たちが数百回ほどスピンを回したところで還元が保証されるものではありません。あくまでもプレイヤーに戻ってくるであろうペイアウトの平均率です。そしてたとえRTPが低くても人気のゲームはいくらでもあります。とくにジャックポットスロットは各スピンからベット額の一部がプールされていくためRTPが低い傾向にあります。もちろん高額ジャックポットが当たる確率は低いですが、打たなきゃ当たるものも当たらない。一攫千金を夢見てプレイそのものにドキドキしながら楽しむとことはギャンブルの醍醐味でもあります。
スロット派ならRTPとボラティリティ、自分のプレイスタイルを意識してプレイ、ライブカジノ派なら戦略を立てスキルを磨き、勝率アップを目指しましょう。
RTPを過信することなく、また、無視することもなく、心にとどめておきながらもまずは楽しくプレイすることが大切。そして勝ち逃げ、損切のタイミングを逃がすことのないように!
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