マレー島の最南端に位置するシンガポールは常夏の国。
面積は約720平方キロメートルと、東京23区よりも少し大きい程度の小さな国です。人口は約570万人で、多民族国家として知られており、公用語は英語、中国語(北京語)、マレー語、タミル語の4つです。住民は39%が外国人により占められており、まさにインターナショナル。また、多くの日本人の学生がシンガポールの語学学校で英語を学んでいます。
タバコのポイ捨てはもちろん、チューインガムは持ち込みすら禁止されており、罰金対象となるなど、その厳しい対応でも知られています。その分町はとても清潔に保たれています。小さい国でありながらも観光地は多く、ユニバーサルスタジオやナイトサファリ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイなど、世界中から多くの観光客が訪れています。
さて、そんな観光大国シンガポールはカジノも体験してみたい、そんなとき、
などいろんな疑問が疑問が浮かんでくるのではないでしょうか?
シンガポールのカジノと基本情報、知っておくとお得な情報など、カジノで楽しむために必要な情報を余さずご紹介します!
まずは知っておきたいカジノのルール👉カジノのルール完全版:マナー・プレイ方法・楽しみ方
シンガポールではカジノ・賭博は合法です。カジノに入場するには21歳以上である必要があり、入場時にパスポートやIDカードの提示が求められます。
オンラインカジノは2014年に合法化されましたが、政府が厳しく規制しており、政府からライセンスを取得する必要があります。
日本からシンガポールへは多くの直行便が出ており、飛行時間は約6時間半から7時間半ほどです。首都圏なら成田空港、羽田空港、首都圏以外では関西国際空港、中部国際空港、福岡空港から直行便が運行されています。
航空券の価格は、一般的には大手航空会社を利用する場合は往復10万円ほどですが、早期予約割引や直前割引などのキャンペーンを実施していることもあるのでチェックしてみましょう。また、大手航空会社よりもサービスは落ちますが、5万円未満の格安航空券も多くあります。格安航空券の場合、どこかを経由するパターンも多いので、シンガポールから日本への格安航空券を予約する場合は、経由地や飛行時間をよく確認しましょう。
シンガポールの気候 | 熱帯雨林気候に属し、年間を通して高温・多湿。年平均気温は27度ほど 雨季は11月~2月、乾季は3月~10月頃。雨季には午後から夕方にかけてスコールが発生することが多い |
シンガポールのビザ | 30日以内の滞在であればビザは不要だが、パスポートの残存期間がシンガポール入国時から最低6ヶ月必要 |
シンガポールの通貨 | シンガポールドル(2023年6月28日現在のレート:1SGD=¥106)シンガポールではチップの習慣はなく、基本的にサービス料は料金に含まれている |
治安 | 治安がよいことで知られるシンガポールでも、夜間は一人で出歩かない、荷物から目を離さないなどの基本的な対策は怠らないこと |
シンガポールには「マリーナベイ・サンズ・カジノ」と、セントーサ島の「リゾートワールド・セントーサ・カジノ」のふたつのランドカジノがあり、世界中から多くの観光客が訪れています。
カジノには21歳以上であれば誰でも入場ができますが、身分証の提示が求められます。外国人の場合、入場は無料です。シンガポール国民およびシンガポール永住権保持者はカジノ入場税150SGDを支払う必要があります。
ドレスコードはスマートカジュアルが好ましいとされますが、カジュアル目な格好でも入場できます。ただし、ビーチサンダルやタンクトップ、短パンなどの格好は避けましょう。いずれにせよシンガポールでは外は暑く、館内は冷房が効いています。その寒暖差で体調を崩すことのないよう、羽織るものを用意しておいたほうがよいでしょう。
サングラスや帽子の着用はセキュリティ上禁止されています。
最近はカジノ内の写真撮影を許可しているカジノもありますが、シンガポールでは禁止されています。
日本に2030年頃日本に初めてのIR(カジノを含む統合型リゾート)の開業が予定されていますが、シンガポールのカジノリゾートを参考にしていると言われています。カジノだけでなく、ホテル、ショッピングモール、レストラン、エンターテイメント施設や国際会議場などさまざまな施設が併設されているシンガポールのIRから、未来の日本のカジノを想像するのも楽しいですね。
2030年頃大阪にオープン!👉日本初のIR誕生へ!カジノ法案のこれまでをざっくり解説・最新版 |
マリーナベイ・サンズ は2010年にオープンした巨大な有名カジノリゾート。アメリカの大手カジノホテル運営会社であるラスベガス・サンズ社が運営しています。
3つの印象的なタワーで構成され、「てっぺん」にあるタワーを結ぶスカイパークは見るものを圧倒します。
そんなマリーナベイ・サンズにあるカジノは4フロアからなり、その総面積は約15,000平方メートル。ゴールドをメインカラーとするカジノ館内はきらびやかかつエレガント。スマートカジュアルが推奨されていますが、うんとおしゃれしたくなるような雰囲気です。
日本から利用できるフリーコールが提供されているので、日本出発前になにか質問があるときは利用してみましょう。日本語で話せるので安心ですね。
ルールを守りつつ楽しむのが粋👉世界各国のカジノエチケット |
カジノ公式ホームページ | Marina Bay Sands |
アクセス | マップタクシー:チャンギ国際空港から20~30分
地下鉄:ベイフロントMRT駅の出口C&Dからマリーナベイ・サンズホテルに直結 有料空港送迎サービスあり |
営業時間 | 24時間/年中無休 |
電話番号 | +65 6688 8888(日本国外から)
0800-2220602(日本語フリーコール) |
日本語スタッフ | 日本語を話すスタッフがいます |
入場料 | 無料 |
ドレスコード | スマートカジュアル |
年齢制限 | 21歳以上 |
マリーナベイ・サンズ カジノへの入場にはメンバーシップカードを作る必要はありません。
しかし「サンズリワード・プログラム」という会員プログラムが提供されています。サンズリワード・クラブ会員になり、カジノゲームでプレイすると、サンズポイントやサンズドルマリーナベイ・サンズ内通貨)が貯まり、ショップやレストラン、ホテルでの宿泊に利用できるだけでなく、スロットボーナスやテーブルゲームのプロモーションチップに交換もできるのでお得です。
会員ランクはプレミア、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、そしてパイザゴールドの5ランク。もちろんランクが上がれば上がるほど受けられる特典が豪華になります。
登録をご希望ならマリーナベイ・サンズの「サンズリワード・クラブ・カウンター」でどうぞ。
4フロアのカジノフロアのうち3フロアで2,300台以上のスロットマシンが設置されており、250タイトル以上のゲームを楽しむことができます。
テーブルゲームは600台以上、定番のバカラ、シック・ボー、ルーレット、ブラックジャック、クラップスはじめ20種類以上が提供されています。ただしポーカールームはありません。
スロットマシンの最低ベット額は0.1シンガポールドルですが、テーブルゲームは25 シンガポールドル(SGD、日本円で約2,650円)からベット可能となっており、他の国のカジノよりも高く設定されています。
B2M階のハイリミットエリアでは、最貧のハイブリッド電子テーブルゲームを楽しむことができます。
上層部のVIPサロンのハイリミットルーム、ルビールーム、パイザルームでは200種類を超えるゲームが提供されています。
カジノエリアの外側には椅子やソファがある場所がいくつかあり、水やお茶、ソフトドリンクなどの飲み物が無料で提供されていますが、ゆっくり休憩しつつ腹ごしらえしたいときにはカジノ内にあるレストランやラウンジを利用しましょう。
レストランはふたつあり、一つは香港や中国料理、東南アジア料理を提供するTONG DIM Noodle Bar。もう一つはセルフサービス式のレストランです。
サンズリワード・クラブの会員になると、ゆったりしたソファや専門レストルームがあるカジノ2階のルビールームが利用できます。
マリーナベイ・サンズ ★★★★★
マリーナベイ・サンズのカジノで時間を気にすることなく楽しみたいなら、併設されている「マリーナベイ・サンズ ホテル」に泊まるのが一番です。
かなりのラグジュアリーなホテルで、日本円で一部屋一泊6万円~とお値段は張りますが、これ以上ない非日常の空間が楽しめるでしょう。
特に宿泊客だけが利用可能な57階の「インフィニティプール」は評判が高く、そこから一望できるシンガポールの町並みは圧巻です。まるで海に浮かんでいるかのような幻想的な雰囲気を楽しみましょう
また、最上階にあるスカイパーク展望デッキからの絶景も見逃せません。
ザ フラートンホテルシンガポール★★★★★
マリーナベイ・サンズのそばでなくてもいい、もう少し宿泊料金を抑えたいけれど5つ星ホテルに泊まりたいという方にはこちらの「ザ・フラートンシンガポール」ホテル。マリーナベイサンズ カジノの隣にはないとはいえ、カジノからわずか900メートルという素晴らしい立地です。そして、あのマーライオンが見られます!季節や部屋の種類によって異なりますが、宿泊費は一泊あたり4万円程度から。
部屋が清潔、広くて日本人観光客に大人気のホテルだけあり、そのサービスは折り紙付き。昼間は観光、夜はカジノ三昧でもピッタリのロケーションとサービスで毎日の疲れを癒やすことができるでしょう。
リゾートワールド・セントーサはシンガポールのセントーサ島に位置するIR統合型リゾートです。一度は日本のIR誘致活動にも参加していた、ゲンティン・シンガポールにより運営されているこの大型リゾートは2010年にオープンしました。現在はユニバーサル・スタジオ・シンガポール、水族館シー・アクアリウム、水のテーマパークであるウォーターワールドなどを備え、多くの観光客を魅了しています。
そんなリゾート・ワールド・セントーサにあるカジノはマリーナベイ・サンズカジノと比べて庶民的・カジュアルだという声が多数。地下にあり、外からはわかりませんが、一旦中に入るとその広さに目を奪われます。面積はマリーナベイ・サンズと同様15,000平方メートルもあります。
セントーサ島自体が一つのテーマパークのような感じで観光する場所が多いので、そのついでに数時間立ち寄るという人が多いようですね。
カジノ公式ホームページ | Resort World Sentosa |
アクセス | マップ
タクシー:チャンギ国際空港から約30分 モノレール:ウォーターフロント駅から徒歩5分 |
営業時間 | 24時間/年中無休 |
電話番号 | +65 6577 8000 |
日本語スタッフ | 不明 |
入場料 | 無料 |
ドレスコード | スマートカジュアル |
年齢制限 | 21歳以上 |
ゲンティンリワードというメンバーシッププログラムがあります。カジノでプレイすることでポイントを貯めることができ、ポイントは、カジノ内やリゾート・ワールド・セントーサ内のエンターテイメント施設、ショップやレストランでの割引や特典に交換することができます。会員カードのランクによって、より多くの特典を受けることができます。
会員カードはパスポートを提示すると無料で作成できます。
もしもすでに他のゲンティングループでゲンティン・リワード会員になっている場合は、そのカードをサービスデスクに提示してください。リゾート・ワールド・セントーサ内でもサービスを受けることができます。
カジノ内には約2400台のスロット、バカラ、ブラックジャック、ルーレット、ポンツーンなど500台のテーブルゲームの他、電子バカラや、電子ルーレット、電子ダービー競馬などの電子テーブルゲームが提供されています。
ポーカールームも設けられており、テキサスホールデムやセブンカードスタッドポーカー、オマハポーカーなどのゲームが楽しめます。
カジノ内ではソフトドリンクやジュースなど無料ドリンクが提供されています。世界には、プレイしていない場合、「ドリンクは有料です」と言われるカジノもあるようですが、セントーサカジノではそういうわけではないようです。でも無料ドリンク目当てでカジノに入り浸る、なんてことはやめておきましょうね。また、館内がかなり冷えているので飲み過ぎに注意です。
お腹が空いたらカジノ内にあるカジュアルなレストランで軽食を注文することができます。
エクアリアス ホテル ★★★★★
自然の中で、落ち着いて過ごしたいならここ、リゾート・ワールド・セントーサ内にある5つ星ホテル「エクアリアスホテル」です。
カジノやその他エンターテイメント施設でたっぷり遊んだあとは、ホテルの部屋から森と海を眺めてリラックスしましょう。レストラン、バー、スパ、屋内プール、屋外プールという設備が充実しています。
一つ一つの部屋が広々としていることと優れたサービスが観光客から高い評価を得ています。
宿泊費は、時期、宿泊日や客室のタイプにもよりますが、ダブルルームなら一泊約5万円から10万円ほどです。
ザ アウトポストホテルセントーサ★★★★
ザ アウトポストホテルセントーサはカジノから徒歩10分ほどに位置している4スターホテルです。
植民地時代の軍用基地の跡地に建てられており、モダンなインテリアでありながらも歴史を感じさせるデザインとなっています。
レストラン、バー、スパ、屋内プールなど数多くの設備が充実していますが、特に屋上にある大人専用プールデッキ「ワン・アルティテュード・コースト」は終日オープンしており、人気があります。
ダブルルームなら一泊3万円台から宿泊できます。
便利なカジノ近くのホテルの多くは高級で、リーゾナブルとは言えません。しかし、治安もよく清潔で、たくさんの観光スポットがコンパクトにまとまったシンガポールは、数日のプチ旅行にぴったりです。
シンガポールが、「日本のIRが理想とし、目標としているリゾート地なんだな」という観点で見るのも楽しいですね。
ジャパンギャンブラーズでは他にも、ラスベガスやモナコ、韓国やフィリピンなど世界中の注目のカジノリゾートを紹介しています。
気分と時間と予算に合ったピッタリのカジノ選びにお役立てくださいね♪