「モナコ」はバチカン市国に次いで世界で2番目に小さな国。モナコといえば、まず最初にカジノを思い浮かべる方も多いのでは。カジノは1863年以来、モナコを形成し、伝説にしてきました。
おまけにタックスヘイブンで、元サッカー選手の中田英寿もモナコ市民権を取得したそうです。
今日モナコは、お金持ちにとっても旅行者にとっても、そして世界中のギャンブラーにとっても最高級で贅沢な旅先です。モナコを訪れたなら、カジノを見ずして去ることはできません!
高級避暑地の伝統あるカジノだけに、
といった多くの疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
そこで、ジャパンギャンブラーズが厳選するモナコのおすすめカジノと基本知識、知っておくとお得な情報など、カジノで楽しむために必要な情報を余さずご紹介します!
🔰海外のカジノへ行く前に、これだけは知っておこう!
カジノはモナコ公国で最も人気のエンターテイメントですが、モネガスク(モナコ人)はカジノでプレイすることも入場することもできません。小国ゆえ、クルピエとプレイヤーが家族や友人同士ということもあったようで、1987年に法律が制定されました。これらの状況下で起こりえる不正を避けるため、というのも理由の一つのようです。
また、モネガスクでなくても、軍人や宗教関係者のカジノ入場は禁止されています。
カジノのほかにモナコで合法なギャンブルは、フランスのPMU(Pari Mutuel Urbain)社が主催する競馬ベットと宝くじのみ。これらはモネガスクも参加できます。
これだけカジノが有名でありながら、ビンゴ、スポーツベット(競馬を除く)はモナコでは違法となっています。
オンラインカジノを含むオンラインギャンブルは日本と同じようにほとんど規制されておらず、モナコから自由にオンラインカジノで遊ぶことができます。
裕福な国のひとつとして知られるモナコ。そのため治安もよく、小さな国なので移動時間も短く、観光も1日あればいろんな場所を訪れることができます。公用語はフランス語ですが、モナコ語、イタリア語、英語も広く通じます。
日本からモナコへの直行便はないので、ヨーロッパや中東の都市を経由して「ニース」へ(ニースへの直行便もありません)、ニースから「モナコ」へ行くのが一番便利でしょう。移動時間は約16~19時間。
ニースまでの航空券は時期によって異なりますが、日本の主要都市から往復11万円~16万円ほど。旅行代理店でモナコが組み込まれたヨーロッパツアー、南フランスツアー、航空券とホテルがセットになったパーケージツアーを探してみるのも手です。
ワタクシが訪れたときには、フランスのカンヌ、ニース、モナコにかけて高級車やスーパーカーを多数見かけ、「高級避暑地」感を盛り上げていました。実際に停まっているスーパーカーの写真を撮っている観光客も多く、車好きにもおすすめです。
モナコの気候 | 夏は暑すぎず冬は寒すぎず、穏やかな気候で雪が降ることは非常に珍しい |
モナコのビザ | 日本人渡航者は観光目的で90日以内の滞在なら不要 |
モナコの通貨 | ユーロ(2023年6月のレート:€1=¥150 前後) |
モナコの治安 | 治安は良く夜間の一人歩きや女の子同士で歩いても大丈夫。ただし最低限の注意は必要 |
活気に満ちた華やかなモナコ公国の中心地、「カジノ広場」は集まっています。
19世紀の一時期、カジノは国家収入の9割を占めていましたが、現在は「カジノ離れ」がささやかれており、国家収入の5%以下となっています。それでも、モナコの有名カジノを一目見ようとする観光客は後を絶ちません。
以前モナコには4つのカジノがありましたが、その中の一つ「サン・カジノ」はコロナ禍の最中、閉業しました。もう一つのカジノはモンテカルロの地中海に面した、モンテカルロ・ベイ・ホテル内にありますが、こちらのモンテカルロ・ベイ・カジノはスロットマシンのみで、145台あるマシンの中には€0.01からプレイできるものもあります。
モナコのこれらのカジノ経営は、すべて半官半民のソシエテ・デ・バン・ド・メールが行っています。
というわけで、モナコを代表する残り2つのカジノを以下でご紹介していきます!
ギャンブル好きの方もそうでない方も、モナコを訪れたらこちらは絶対に外せない必見の場所がここ、カジノ・ド・モンテカルロです。グランカジノとも呼ばれています。
ベル・エポック建築の先駆者であり、パリ・オペラ座の建築家シャルル・ガルニエが設計したカジノ・ド・モンテカルロの建物は、1863年に完成しました。
ワタクシもモナコへ行った際にカジノ・ド・モンテカルロを訪れましたが、カジノの入り口には高級車が並び、フェラーリ、ベントレー、ロールスロイスなんてここでは珍しくもありません。カジノに入場する前からテンション🆙
カジノ・ド・モンテカルロで運試しをする前に、カジノの横にあるオテル・ド・パリ(以下のホテルの項目でご紹介)を訪れましょう。ホテルに入ってすぐ正面に有名なルイ14世の像があり、彼の馬の膝をさすると幸運が訪れると言われています。
カジノ・ド・モンテカルロは、ジェームス・ボンド(007)映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』や『ゴールデンアイ』、『ワイルド・スピード5』など、4本の映画が撮影された場所でもあります。
中に入ると、「ゴージャス✨」の一言に尽きます!
カジノ公式ホームページ | Casino de Monte-Carlo |
アクセス | 📍マップ
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営業時間 | 見学:午前10時から午後1時まで(最終入場は12時15分) ゲームルーム:午後2時~早朝 |
電話番号 | +377-98-06-21-21 |
日本語スタッフ | 未確認 |
入場料 | €18/オーディオツアー(オーディオで説明を聞きながら建物内を巡る)を希望の方は料金に含まれています
※ マイモンテカルロ(ロイヤリティプログラム)会員は無料 |
ドレスコード | スマートカジュアル以上(夜は特に)
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年齢制限 | 18歳以上 |
モナコのオペラ座もあるカジノ・ド・モンテカルロの建物ですが、「お金を払ってまではなぁ・・・」とおっしゃる観光目的の方には、パスポートを提示しなくても誰でも入ることができるエリアがあります。カジノ前にある美しいカジノ広場から建物に入ってまっすぐ進むと、アトリウムがあります。
また、スロットマシンルームとなっているサル・ルネッサンスも無料で「覗く」ことができます。このエリアではドレスコードはなく、アトリウムとカフェ/バーエリアには子供も入れますが、サル・ルネッサンスには入れません。アトリウムの右側にカジノの入り口があり、カジノに入場するにはドレスコードと入場料があります。(次の項目で説明する会員カードをお持ちの方は無料)
金箔をちりばめたきらびやかな装飾は、貴族になったような高揚感あふれる空想となっています。アトリウム内にはギフトショップもあり、午前9時から午後2時まで営業しています。
マイモンテカルロ(My Monte-Carlo)と呼ばれる、モンテカルロリゾート共通のロイヤリティプログラム(会員カード)があります。
会員になれば、カジノ・ド・モンテカルロの入場は無料です。会員ステータスは「メンバー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」があり、入会時の「メンバー」の方は、ゲームテーブルの営業時間内に限り、カジノ・ド・モンテカルロの入場は無料。シルバーステータス以上になると、常時カジノ・ド・モンテカルロの入場料は無料です。
会員登録すると、すべてのカジノ利用時とモナコの4つのホテルリゾート
の宿泊、およびこれらホテル内のレストラン、バー、スパ、コンサート等の利用時にポイントを獲得できます。ポイントはステータスポイントとマイポイントがあり、
ステータスのアップグレード時にはサプライズギフトも。この会員カードでシャトルバス、コンサート等の割引特典もあります。
上記のカジノ公式ホームページのリンクをクリックし、ロイヤリティプログラム項目からオンラインで入会可能です。また、カジノ内の「マイモンテカルロ」カウンターから入会できます。もちろん、入会は無料。さらに入会時には、500ポイントが進呈されます。
会員はマイモンテカルロカードを2枚まで発行できます。2つのゲームを同時にプレイしたい場合など、入会時に2枚目のカードを申請しましょう。
また、家族や友人と同じアカウントでポイントを獲得したい場合は、ジョイントアカウントがおすすめ。ポイントやステータスを一緒に貯めることができ、ポイントを共有することができます。
ラスベガスやマカオほどの広さではありませんが、ボヘミアン・クリスタルのシャンデリアが暖かく照らすゴージャスな空間の中、以下のゲームがプレイできます。
カジノ・ド・モンテカルロはいくつかのゲームルーム(サル)があり、ゲームの種類とVIPエリアに分かれています。
サル・メディシンはプライベートな空間で、サル・ヨーロッパはエレガントなラウンジバー、賑やかなゲームテーブルがあり、サル・デ・アメリックとサル・ルネッサンスは、スロットマシンの光の点滅と勝利のサウンドで活気のある部屋、サル・ブランシュは、カジノのハイローラーのための部屋となっています。
通常のゲームエリアはテーブルゲーム€5~€3,000までベットが可能。プライベートルームでは、最大ベット額の設定はありません。
他の国のカジノと比較すると、最小ベットの設定は高め。なのでカジノ初心者さんは、小額からプレイできるスロットマシンをおすすめします。最近のジャックポット情報では、2023年6月6日に€766,750(約1億2千万円)のジャックポットが出ています。
カジノフロアを見渡せる場所に、生演奏が流れるラウンジバーがあります。革張りのソファにゆったり座り、他のプレイヤーたちがプレイしている模様やカジノ内の装飾を眺めながら、カクテルやシャンパンを啜るのもおつなもの。
マイモンテカルロのゴールド、プラチナ、プライベート会員なら、サル・ブランシュ・バーへもアクセス可能。地中海を見渡せるテラスもあり、テラスにもゲームテーブルがあります。
他国のカジノのようにプレイ中はドリンクや軽食(17時~21時までオーダー可能)も無料だと思われますが(カジノチップでも現金でもいいので、少しのチップは残しましょう)、ラウンジやバーに座ってドリンクや軽食を注文する場合は有料です。ドンペリやキャビアののったトーストなどもメニューにあり、さすがモナコ!といった感じです。
カジノ内での写真撮影はプライバシー保持のため禁止されていますが、スマホ撮影で周りの人が映りこまないのであれば、うるさくは言われないでしょう。実際にスマホは皆が持っていましたし、ワタクシも記念に数枚撮ったのでw
この他にも、ゆっくりと食事が楽しめるレストランが2件あります。
カジノ・ド・モンテカルロの斜め前には、いつも人で賑わっているカフェ・ド・パリがあり、その隣にはカジノ・カフェ・ド・パリがあります。
美しいカジノ広場を「コ」の字型に囲むように、広場正面にカジノ・ド・モンテカルロ、広場横にカフェ・ド・パリとカジノ、反対側にホテルが建っています。
カジノ・カフェ・ド・パリのスロットセレクションはカジノ・ド・モンテカルロより多く、カジュアルにカジノゲームが楽しめます。モダンな屋内ゲームルームおよび2つの喫煙可能なテラスがあり、どちらのテラスにもオートルーレットゲームやスロットマシンがあります。
庭園を眺めながら、ドリンク片手にプレイができるという、まさに開放的なカジノパラダイス!
常にフレンドリーで非の打ちどころがないサービスとの定評があり、スロット好きにはおすすめのカジノです。
カジノ公式ホームページ | |
アクセス | 📍マップ
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営業時間 | スロットマシン:午前10時~翌6時
テーブルゲーム:午後4時~翌6時 |
電話番号 | +377-98-06-77-77 |
日本語スタッフ | 未確認 |
入場料 | 無料 |
ドレスコード | カジュアル(ジャージ・ビーチサンダルは不可) |
年齢制限 | 18歳以上 |
経営は、カジノ・ド・モンテカルロと同じソシエテ・デ・バン・ド・メールなので、カジノ・ド・モンテカルロの会員カード項目で詳しく説明した「マイモンテカルロ」カードが共通で使えます。
ポイントを貯めてカジノのフリープレイと交換するもよし、ホテル宿泊やレストランでの食事に交換するもよし、です。
カジノ・カフェ・ド・パリは、480台の最新スロットマシン、テーブルゲームや電子ゲームがあり、カジノ内は活気にあふれています。
カジノ・カフェ・ド・パリのジャックポットは、ヨーロッパの中でも高額賞金がよく当たることで知られています。今年に入って2回の1億円越えジャックポットがヒットしており、カジュアルプレイヤーからも「よく出る」との口コミ多し。そのため、午前2時に訪れても多くのプレイヤーで賑わっている人気のカジノです。
また、5ユーロから500ユーロまでのハイリミットビデオポーカーマシンが12台設置されたVIPエリアもあります。テラスにあるこのVIPエリアは、マイモンテカルロのゴールドステータス以上の方も入場でき、VIPサービス付きのプライベート空間でプレイ可能です。
カジュアルプレイヤーもベテランプレイヤーも、カジノ・カフェ・ド・パリでモンテカルロスタイルのプレイを楽しみましょう!😎
カジノ内にはバーもあり、軽食もとることができます。プレイ中であればソフトドリンク等は無料ですが(チップを渡すのをお忘れなく)、アルコール飲料は有料です。また、バーやテーブルで飲食する場合も有料となります。
すぐ隣には、かの有名なカフェ・ド・パリがあり、休憩するにはもってこいの場所。行きかう高級車や見事に手入れされたカジノ広場を眺めながら、のんびりするのもよいでしょう。
カジノ広場を「コ」の字型に囲み、カジノ・ド・モンテカルロ、カジノ・カフェ・ド・パリ、そしてこのホテル、オテル・ド・パリ・モンテカルロがあります。セレブや王族、ハイローラーたち御用達のホテルらしく、夏はスタンダードルームが1泊30万円~、冬だと13万円~ほどで泊まれる時期もありますが、ワタクシのような平民にはちょっと厳しいお値段です。
ちなみに、オンラインホテル予約サイトより、公式ページで予約する方が特典もあって値段的にもお得です。
しかし「オーバープライスだ」という人も結構いるのでは、と思いレビューを見てみましたが、「値段がつけられない貴重な体験」「これまで泊まった中で最高のホテル」「並外れたサービス」「すべてが完璧」などのコメントが実に多く、プロフェッショナルなスタッフから値段に見合ったサービスが受けられるようです。
噂によると、ホテルからカジノまでのトンネルがあり、著名人や有名人がパパラッチに気づかれずにゲームルームにアクセスできるのだとか。もちろん実際にトンネルを見たわけではありませんが、いかにもありそうな話ですね。
お金のある方はぜひこちらに宿泊を。ワタクシもカジノでどえらい勝ったら泊まろうと思います。
カジノ・ド・モンテカルロの裏にある、地中海に面して建つモダンなホテルがフェアモント・モンテカルロです。屋上テラスからはF1市街地コースの景色を望められ、屋外プール2つは通年営業しており、もちろん地中海の眺めも最高!
2軒のレストランのうち一つは、オーナーシェフとして世界的に有名な松久信幸氏のレストラン「NOBU」があります。エレガントで居心地の良い雰囲気の中で、日本料理と南米のスパイスやアロマを使ったフュージョン料理を楽しめます。
他にも、バー、ショッピングモール、美容院、ジム、スパなども完備しており、5スター並みの設備を完備。オテル・ド・パリ・モンテカルロより良心的な値段で、一泊約5万円前後となっています。
モナコはホテルが高いので、宿泊費を節約したい方ならこちらのアパートメンツ・モナコがおすすめ。部屋は決して広くはありませんが、カジノ・ド・モンテカルロから650m、モンテ・カルロ駅から750mという好ロケーションにあります。
全室に簡単なキッチン、電子レンジ、冷蔵庫、電気ポット、バスルームが付いていて、Wi-Fi、アイロン、テレビ、エアコン、ヘアドライヤーも備わっています。部屋によってはコンロがありますが、そうでなければ自炊はできないので注意。
アパートの周りには、数多くのレストランやショップもあるので便利です。夏の間でも1泊3万円弱で泊まれ、快適に滞在するために必要なものは揃っているといえます。
モンテカルロはギャンブラーだけでなく、旅行、建築、華やかさが好きな人にとって憧れの場所。
カジノ・ド・モンテカルロの最小ベットは高めの設定なので(特にワタクシが好きなブラックジャックは€25から)、あまり長居すると大きく負けそうだな、と感じ、€100が€250になったところでワタクシは切り上げました。しかしお金持ちさんやホエールさんなら、思う存分この雰囲気に浸ってください!
ギャンブル好きでなくても、カジノを見学したあと、見どころはたくさんあります。カジノ広場のソフィストケイトなカフェの中で雰囲気に溶け込んだり、モナコ海洋博物館、モナコ日本庭園、ビーチにショッピングなど、すべて徒歩圏内で楽しめるのも便利です。
しかし一生に一度だけでも、カジノ・ド・モンテカルロでジェームス・ボンドになった気分に浸ってみるのもよいのでは?
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