ブックメーカーが出しているオッズを見れば、どちらのチーム/選手が勝つ確率が高いかは分かるというもの。
当然、オッズが低い方が勝つ確率が高いということを示していますね。
しかし、ブックメーカーのオッズを設定するプロたちは、実際にこの勝率をどのくらいに考えているのでしょうか?
1.67と2.21の試合なら、1.67オッズのチームの方が勝つ確率が高いと考えられているのは分かりますが、これを%確率で表した方が分かりやすいと思いませんか?
さらにこのオッズには、「ジュース」または「ビグ」と呼ばれるブックメーカーの取り分(儲け)が含まれています。
よって、両者の正確な勝率を把握するには、このビグを削除する必要もあります。
そこで、今回はオッズからブックメーカーの取り分を引き、実際にプロが想定している勝率を知る計算方法をご紹介します。
プロが推測する両チームの実際の勝率が%で分かれば、あなたがベットをする際に役立つかも!
実際にブックメーカーで出されたオッズをみて、ビグとブックメーカーが推測している勝率を計算してみましょう。
ある試合で、以下のようなオッズがありました。
Aチーム | Bチーム |
1.52 | 2.35 |
Aチームの方がオッズが低いので、勝つ確率は高いとされているのは分かります。でも具体的にはどのくらい・・・?
ここで正確な勝率を出すには、まずブックメーカーのビグを削除しなければなりません。
1をオッズで割ると、おおまかな勝率がわかりますが、これにはビグが含まれています。
これでおおまかな勝率が65%と42%だということが分かりますが、だとすると、65+42=107となり、100%を超えていますね。
実はこの100を超えた%、7%がブックメーカーのビグ(利益)なのです。
ブックメーカーのビグが分かったら、次に両チーム/選手の勝率を%で出してみましょう。
ビグが分かれば実際の勝率を割り出すのも簡単です。
以上の計算で出た大まかな勝率からビグを含んだ%で割ります。
となり、ブックメーカーが推測しているのは
だということが分かります。
%とオッズを見比べてみると、%で知る方が分かりやすいと思いませんか?
この実際の確率を知ることでブックメーカーの予想をより明確に把握することができ、ハンディキャップベットなどを行うのに役立ちます。
また、オッズ1.52と2.35ではBチームに賭けるのは躊躇してしまいますが、61%と39%の勝率であれば「ひょっとしてBチームが勝つ可能性も・・・」という考えがあなたにあるのなら、ベットする価値のある勝率だと思えます。
個人的にはこのような状況の場合、Bチームにベットし、リスクマネージメントとして他のベットと組み合わせてベットするようにしています。
ベットする際に迷いがある場合、実際の勝率を計算してみることは決断する上で参考になります。
ただし、オッズにはビグの他にもブックメーカーがパンター(ベッター)をコントロールしようとする意図や、世間(ファン)たちの考えも潜在的に含まれていることを忘れずに。
これらを踏まえて予想し、ベットすることが、ブックメーカーで賭ける上での楽しい部分であり醍醐味です。
ビグと勝率の計算方法を使って、あなたがベットする際に役立ててくださいね♪