競馬や競艇、スポーツ振興くじなどの公営ギャンブルとブックメーカーは「スポーツに賭ける」事に関しては同じですが、その仕組みには大きな違いがあります。
宝くじも公営ギャンブルの一つですが、これらの公営ギャンブルでは胴元が損をすることはありませんが、ブックメーカーでは胴元が損をすることもあります。
その理由は、仕組みが異なるから。
仕組みがどのように異なるのか、ここで公営ギャンブルとブックメーカーの仕組みの違いを学び、どちらが「お得」かを比較してみましょう。
公営ギャンブルとブックメーカーの最も大きな違いは、オッズ方式と配当の配分でしょう。
日本の競馬、競輪、競艇、宝くじなどの公営ギャンブルは「パリミュチュエル方式」で運営されています。
この舌を噛みそうな方式では、胴元が必ず利益を確保出来る仕組みとなっています。
公営ギャンブルでのオッズはあくまで「予想オッズ」であり、レースや試合が終わるまで正確なオッズは分かりませんよね。
その理由は、以下のプロセスで運営されているから。
パリミュチュエル方式では人々がベットし、集めた金額から予め利益を確保します。
利益を差し引いた残りを配当として人々に配ります。この方式だと、胴元が損をする可能性はありません。
この時、予想通りに人々の賭けが集まらなかった(偏りがある)場合、確定オッズが予想オッズと異なるという現象が起こるのです。
さらに、胴元が確保する利益は、競馬や競艇などのレースでは人々が賭けて集めた額の約25%が利益となります。
宝くじだと約45%、ほぼ半分が胴元の利益なのです。
パリミュチュエル方式だと、胴元はかなり利益を得られそうですね・・・
一方、ブックメーカーはその名のごとく、「ブックメーカー方式」で運営されています。
ブックメーカーで出されるオッズは予想ではなく「確定オッズ」です。
予め利益を予想してオッズを発表しますが、パンター(ベッター)が賭けた時点でのオッズは変更となることはありません。
ブックメーカーでは過去の統計などを基にプロのオッズメーカーがオッズを決めますが、時にプロの予想通りにはレースや試合は運ばないことも。
予想外に高オッズへ多くのベットが集まった場合など、ブックメーカーが損をする場合もあるのです。
まずはブックメーカー方式がどのような仕組みになっているかを解説しましょう。
ブックメーカー方式では、胴元はどのベットにどのくらいの賭けが集まるのかを予想し、予めオッズに利益を含んで確定オッズを発表します。
オッズに含まれる利益は、5%から多くて15%が予め含まれます。
しかし、ブックメーカーの予想通りにベットが集まるとは限りません。
予想通りに集まらなかった場合、ブックメーカーはオッズを上下させて利益を確保できるようバランスを取ろうとします。これは人気のない賭けのオッズを上げて魅力を持たせたり、人気ベットのオッズを下げて人々のベットが他へ集まるように仕向けます。
ここがブックメーカーが公営ギャンブルと大きく異なる点で、オッズは上下しますが、必ずベットした時点でのオッズが適用されます。
そのため、オッズが上がると予想するなら少し待ってベットする、もしくはオッズが下がると予想するなら早めにベットしておく、というように心得ておきましょう。
また、ブックメーカーの予想しえなかった試合展開となった際、オッズを上下させてバランスを取ろうとしたけれど成功しなかった場合には、それまで既に賭けられたベットのオッズは変更となる事はないため、ブックメーカー側が損をするというリスクもあるのです。
ブックメーカー方式では以上のように運営されていることから、ブックメーカー全体の大赤字となった有名なイベントも。
2016年のイングランド・プレミア・リーグでは、プロが予想していなかった事態が発生しました。
オッズメーカーの誰もが優勝するとは考えていなかったレスター・シティがまさかの優勝。リーグが始まった時点でのレスター・シティの優勝オッズは、5,000倍が付いていました。
レスター・シティのファンなら、ベットしていた人もいることでしょう。
そして、予想外にレスター・シティが勝ち進んで行く途中プロセスで、「ひょっとしたら・・・」とオッズは5,000倍から下がっていたかもしれませんが、まだかなり高いオッズの時点でベットした人も多かったのではないでしょうか。
結果、レスター・シティの優勝が決まった時点で、大手ブックメーカーのウィリアムヒルだけでも4億6千万円の払戻金、ブックメーカー業界全体では23億円の払戻しとなる大赤字リーグとなったのはかなり有名な話です。
これらの事実から理論的に考えてみましょう。
個人的な意見ではありますが、ブックメーカーでベットする方が良心的だと感じます。
競馬や野球、Jリーグもブックメーカーでベットできますし、オッズは保証されている方が良いに決まってます。
試合が終わるまで確実な払い戻し金が分からないより、事前に分かっていた方がリスクマネージメントも可能になります。
さらに、試合中のある時点までは、自分のベットが外れそうだと感じたら「キャッシュアウト(ベットをキャンセルする)」すれば全額返金とはいかないまでも、いくらか戻ってきます。
キャッシュアウトは損失を軽減する強い味方でもあります。
この事実を知った今のあなたは、どちらがお得だと考えますか?
スポーツ好き・ギャンブル好きがブックメーカーで賭けてみようかな、という気になった時、気になるのは「ブックメーカーって合法なのか?」という点でしょう。
日本には現状、オンラインギャンブルの法律がありません。
オンラインブックメーカーに限らず、オンラインカジノ、オンラインポーカーサイトも同様で、取り締まる法律がないのです。
日本としては、海外のオンラインギャンブル企業に日本人がベットしてお金を使う事に対して良い感情は持たないでしょう。
出来れば、公営ギャンブルで賭けて欲しいと願うところ。
そのため日本は、一時期、オンラインカジノを取り締まろうとしたことがありました。
オンラインカジノでプレイしていたプレイヤーを起訴した事件がありましたが、法廷で争う姿勢を見せたプレイヤーは不起訴となったのです。
検察側は、合法に運営している海外企業を取り締まることは困難だと判断したのでしょう。
日本にオンラインギャンブルに関する法律ができれば話は別ですが、現在の日本の賭博法は、国内で賭けを提供する胴元とそこでプレイをするプレイヤーに対しての法律しか存在せず、海外運営、海外を拠点としているオンラインギャンブル企業とそのサイトでプレイをするプレイヤーを取り締まる法律はありません。
ジャパンギャンブラーが紹介しているブックメーカーは、海外運営のライセンスを持った合法に運営しているサイトのみ。
海外のカジノでプレイしても罪にならないのと同様に、オンラインブックメーカーで賭けをしても、罪に問われることは限りなく0に近いと言えます。
ワタクシ自身、日本にいるときは競馬、競艇、パチスロなど、いろんなギャンブルを楽しんできましたが、マルタで公営ギャンブルとオンラインギャンブルの仕組みの違いを知った後では、もっぱらオンラインギャンブルに移行したクチです。
ブックメーカーのライセンスの有無、拠点としている国、どの国にオフィスを構えているかはパンター(ベッター)が個人で調査するのはむずかしいところでもあります。
そこで役に立つのがワタクシたち、ジャパンギャンブラーです。
ジャパンギャンブラーのオフィスはオンラインギャンブルのメッカ、マルタにあり、ブックメーカー、カジノ、ポーカーサイトの企業調査も十分に行い、必要ならばオフィスを訪れ、ライセンスを持った安心してプレイのできるサイトのみを紹介しています。
そんなワタクシたちを利用して、ワタクシたちが推薦する安全なオンラインブックメーカーでスポーツベットを思う存分楽しんでくださいね♪