オンラインブックメーカーの多くは、「キャッシュアウト」機能があります。ウィリアムヒルでは、「キャッシュイン」、1XBETでは「売却」と呼ばれており、ブックメーカーによって呼び方が異なることがあります。
初心者ベッターの中には、「何のためにあるの?」「いつどうやって使うの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そんな方のために、キャッシュアウトとは何か、何のためにあるのか、どんな種類があるのか、キャッシュアウトの賢い使い方を解説し、キャッシュアウトが使えるブックメーカーをご紹介するとともに確実に資金を増やす方法を伝授します!
キャッシュアウトとは、既にベットした賭けを「売る」機能です。なぜ「売る」のか?
それは、「売る」ことで利益確定や損失を最小限に抑えることができるからです。
また、時に「間違えてベットしちゃった!」という時もあるでしょう。急いでベットすると起こりがちなシンプルな間違い。そんな時にも使えるのがキャッシュアウト機能です。
キャッシュアウト機能のないブックメーカーでは、一度ベットしてしまうと、例えそれが間違いであろうとも、例えかなり先の試合であろうとも、取り消すことはできません。こんな時にキャッシュアウト機能があると、間違って行ったベットを「売る」ことができます。
このように、「もしも」の時に役立つキャッシュアウト機能ですが、さらに重要なキャッシュアウトの役目は他にもあるのです。
キャッシュアウト機能は、賭けている試合が始まっても利用することができ、試合の結果がほぼ確定となる少し前まで利用できます。ただし、キャッシュアウト機能のあるブックメーカーでも、全ての試合でキャッシュアウトが可能なわけではありません。通常は、ライブベットが提供される試合で利用できます。
キャッシュアウトは締め切られる時間は決まっておらず、試合の進行状況によってキャッシュアウトは事前の通知なしに締め切られます。
また、賭け終わってすぐにキャッシュアウトが可能なサイト、試合が始まらないとキャッシュアウトの選択が現れないサイトもあり、ブックメーカーによって、また、試合によってキャッシュアウトできる時期は異なります。
得てして、「Aチームの勝ちが見えたな」という頃にはキャッシュアウト機能は締め切られています。負けているチームにまだ逆転の可能性が少しでもある時点で、キャッシュアウトは利用できます。
微妙なタイミングで使えるキャッシュアウト機能ですが、ピンとこない方のために例を挙げてみましょう。
例えば、サッカーの試合でチームAの勝利:オッズ 1.61に300ドルを賭けたとします。引き分けオッズは3.75、チームBの勝利オッズは6.00です。
チームAの勝利は堅いように思えるオッズです。
試合が始まり、思った通りチームAが先にゴールし、前半45分が終了。後半が始まるとチームBが盛んに攻めはじめ、何度もゴールを決めそうな場面がありました。後半20分が過ぎたころで、今のところ得点は1-0でベットは的中していますが、もし残り25分でチームBにゴールされればベットは「負け」となります。
ゴールされて1-1になった場合、引き分けでベットは負けになる・・・そうなれば、残り時間でチームAがさらに得点するには時間がなさすぎる・・・
と考えたときに使えるのがキャッシュアウトです!
この時、「キャッシュアウト $420 」と表示されており、
かの選択ができます。チームBがゴールする可能性があると思うなら、もしくは確実に賭けに勝って利益を確定したいと思うなら、今がキャッシュアウト機能を使う時です!
次に、リスクマネージメントのためのキャッシュアウトとはどういうことかをご説明しましょう。
上記と同じオッズ(Aの勝利=1.61/引き分け=3.75/Bの勝利=6.00)の試合で、同じくチームAの勝利:オッズ1.61に300ドルを賭けたとします。
チームAの勝利が堅いと思われた試合ですが、いざ試合が始まるとチームBが先にゴールし、前半45分が終わりました。現時点では 0-1でベットは負けています。ベットで勝つためには、後半で1ゴールしただけでは引き分けになるので、チームAが2ゴールする必要があります。
この時点で「キャッシュアウト $150 」と表示されています。しかし、後半2ゴールに望みを持つことにしました。
後半戦が始まり、得点は変わらず、残り35分で「キャッシュアウト $100 」と表示されています。残り25分の時点では「キャッシュアウト $50 」と表示されています。残り25分で2ゴールは無理だと思い、ここでようやく$50でキャッシュアウトすることにしました。
決断が早いほど戻ってくる金額が多いので、なるべく早くキャッシュアウトの決断をすべきです。しかし、リスクマネージメントを目的としたキャッシュアウトでは、キャッシュアウトするタイミングを見計らうのが難しいもの。試合が予想に反して進行しているなら、賭けに負けて$300を失う代わりに、少しでも損失を抑えるようにしましょう。
キャッシュアウト機能はすべてのベットで使えるわけではありません。キャッシュアウトが提供されていない試合やマーケットもあります。目安としては、ライブベットが提供されている試合では、確実にキャッシュアウトが提供されています。
賭けの詳細は「マイベット」で確認でき、各ベットに「キャッシュアウト」のボタン表示があればキャッシュアウトが可能です。また、キャッシュアウト額は状況によって変動するので、この金額で手を打とうと承諾できる金額が表示されれば、以下の手順でキャッシュアウトを行います。
キャッシュアウトすると直ぐにキャッシュアウト額はアカウントへ戻り、そのベットは確定済みとなります。その後の試合結果がどうなろうと、キャッシュアウト額の変更や追加の払い戻しはありません。
ブックメーカー中級者や上級者はキャッシュアウトをうまく利用していますが、最初のうちは利益確定ならまだしも、リスクマネージメントのタイミングを見計らうのは難しいものです。
しかし賭けの対象となるスポーツに詳しく、ブックメーカーがどのタイミングでどのくらいのキャッシュアウトを提示してくるかが掴めれば、だんだんとタイミングとコツがわかるようになるでしょう。
最初のうちは、「キャッシュアウトするのはもう少し待とう」と思っていると、キャッシュアウトしようと思った時には既にキャッシュアウトが締め切られていた・・・という経験を一度や二度はするはず。
そんな難しいキャッシュアウトタイミングの判断を助けるべく、一部のブックメーカーではいくつかの種類のキャッシュアウト機能を提供しています。
これらはベッターの強い味方となるので、どんどん活用しましょう!
以上で説明した最も一般的なキャッシュアウトが全額キャッシュアウトです。トータルキャッシュアウトとも呼ばれます。ブックメーカーが特に記載していない限り(単に「キャッシュアウト」と記載している場合)、賭け金全額に対してキャッシュアウトが適用されます。
✅ 全額キャッシュアウトを提供しているブックメーカー今やほとんどのブックメーカーでキャッシュアウト機能が提供されていますが、キャッシュアウトが可能な試合/ベットの種類やキャッシュアウトできる期間はブックメーカーによって異なります。
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部分キャッシュアウト、または一部キャッシュアウト、パーシャルキャッシュアウトと呼ばれるキャッシュアウトは、賭け金の一部のみをキャッシュアウトすることが可能です。
一部キャッシュアウト機能を提供しているブックメーカーでは、キャッシュアウト額に対していくら分をキャッシュアウトするか、金額を入金する箇所があります。
ただし、賭け金より低い設定はできないため、利益確定としてのみ利用できます。また、最少キャッシュアウト額が設定されている場合もあります。
例えば、オッズ2.0のマーケットに$100をベットし、現在のキャッシュアウト額が$150(すなわちオッズ1.5)だとします。$150のキャッシュアウト額のうち$100をキャッシュアウトしたい場合は$100と入力して(同時に賭け金の$66と表示される)キャッシュアウトすると、残りの$34をまだオッズ2.0で賭けていることになり、最終的な試合の結果によって処理されます。
✅ 一部キャッシュアウトを提供しているブックメーカー
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自動キャッシュアウトとは、賭けた後にキャッシュアウト額(払戻金)をあらかじめ設定し、キャッシュアウト額が設定した額に達すると自動でキャッシュアウトされる機能です。
ただし、賭け金より低い設定はできないため、利益確定としてのみ利用できます。また、最少キャッシュアウト額が設定されている場合もあります。
それでも、力量が互角の選手/チーム同士の試合や、確実に利益確定したい場合には助けになるでしょう。
✅ 自動キャッシュアウトを提供しているブックメーカー
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キャッシュアウトを使うようになると、時に「キャッシュアウトしたらその後逆転勝ち・・・キャッシュアウトしなければよかった・・・」という事も起こります。
はたまた、危なっかしい試合展開だったので利益を確実に確保しようとキャッシュアウトしたものの、「キャッシュアウトしないでおけばもっと多くの払戻金があったのに・・・」ということも起こり得ます。
しかし、そんなことになるのは10回キャッシュアウトした中で1度あるかないかでしょう。統計を取れば、結局はキャッシュアウトしておいてよかった、と思う時の方が圧倒的に多いはず。長い目で見れば、キャッシュアウトを使うほうが結果的にはバンクロールを増やすことができます。
スポーツベットは1度予想を外すと、その損失を取り戻すのに数回のベットで勝利する必要があります。スポーツベットは運のギャンブルではないので、確実に、そして損失をより抑えるのが常に重要な課題です。
ベットしたのはいいけれど、試合が始ま予想ってみれば全く異なる展開に・・・😰😰😰
キャッシュアウトというものは、まだ逆転の可能性がある時には利用できますが、ほぼ結果は見えてくるとキャッシュアウトは締め切られているものです。
誰しも逆転の可能性が50%ならば、まだキャッシュアウトはしたくないはず。しかしそれが30%位だと見込んだときは?その時はキャッシュアウトをすべき時です。キャッシュアウトが締め切られる寸前に判断を下す必要があります。その時点でのキャッシュアウト額は、賭け金の20%かもしれません。いや、10%かもしれません。
「これっぽっちの額が戻ってきてもなぁ。このキャッシュアウト額なら、いっそのこと奇跡を願う方がいいのでは」と思いがちです。しかし、スポーツベットは奇跡に頼るギャンブルではありません。
プロのベッターでも、全ての予想を的中させるのは難しいもの。少しでもいいので、キャッシュアウトして取り戻す、これが基本です。キャッシュアウトに間に合わなくても、ヘッジングという手が使えます。
分析して考えて行ったベットだけに、予想に反した結果になりつつあると、なかなか信じていたものを断ち切れないもの。(賭けたチームが負けていても、逆転して勝つと強く信じることができる場合は別)
けれどシビアに判断して、キャッシュアウトする勇気を持ちましょう!
👩🏫関連記事:
キャッシュアウト額は忙しく変動するので、いざそのキャッシュアウト額になった瞬間にぽちっと押すのが重要です!
キャッシュアウトを使うのは、ほどんとがライブベット中。ライブベット中はキャッシュアウト額のみならずオッズも目もまぐるしく変動するので、ヘッジングするにしても追加のベットをするにしても、良いオッズの時に素早く行う必要があります。
「おっ、オッズが上がった!いざベット!」とぽちっとしたら、【オッズが変更となりました】の表示。もたもたしていたらおいしいオッズでベットし損ねた・・・という経験はありませんか?
そんな時に便利な、オッズ認証の設定ができるブックメーカーがあります。
タイミングが重要なライブベットでは、「今だっ!」と高オッズになった瞬間にぽちっとしても、タイムラグがあるため、【オッズが変更となりました】の表示がよく現れます。
これが現れると、【最新のオッズ○○を受け入れますか?】とかなんとか現れ、「はい」か「いいえ」をまた押さなければなりません。これらの表示もゆっくり(に感じる)現れ、「はい」を押すとまた【オッズが変更となりました】と立て続けに現われ、数秒のうちにオッズがどんどん下がってしまうことが多々あります。
こんな時、いくつかのブックメーカーでは、
から選択して、オッズ認証の設定をすることができます。
設定しておくと、もたつくことなく素早くベットが可能(またはオッズによってベットするかしないかをコントロールできる)になるので、この設定があるブックメーカーでは利用すると便利です。
この表示が何を意味するのか知らない方も多いですが、特にライブベットをよく行う方には、設定のあるブックメーカーならストレスフリーでライブベットが楽しめます!
✅オッズ認証の設定が可能なブックメーカー♦ ステーク・スポーツ:ベットスリップから以下の選択ができます。
♦ カジ旅スポーツ:ベットスリップの「Odds Settings」から設定できます。
♦ 遊雅堂スポーツ:ベットスリップに「オッズの変更を受け入れますか?」の横にON/OFFレバーがあり、オッズ変更の通知を希望するならレバーをOFFにし、オッズ変更を受け入れる場合はレバーをONにします。ONにすると、2つの選択が現れます。
♦ 1XBET:ベットスリップ内に「オッズ変更時」という項目があります。
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ブックメーカーでベットを始めたばかりの方なら、キャッシュアウトって何?と疑問に思っていたことでしょう。その疑問も、これで解決したのでは?
また、「キャッシュアウトは賭けを取り消す機能」という事は知っていても、実際いつどのように行うものなのか、それがどのように機能するのかという全容を把握していなかった方も多いのでは。
キャッシュアウトもオッズ設定も、ライブベットで使う機会の多い機能なので、ライブベットをあまり行わない方は「何のためにある?」と不思議がる人も少なくありません。
一部キャッシュアウトや自動キャッシュアウト機能があるブックメーカーなら、設定しておけば利益確定のためのキャッシュアウトタイミングを計る必要はありませんが、ない場合や、損切り額を決めた場合、ワタクシはキャッシュアウトボタンの1㎝上で指を固定し、いつでも押せる状態にしています😅
ライブベットは試合を見ながらベットできるので、ベッターに有利な場所です。時間が許す限り、プレマッチでベットし、ライブベットで更に追加ベットしたり既に行ったベットの調整をしましょう。
そしてブックメーカーで最もベッターの助けになる【キャッシュアウト】機能を使いこなせば、賢く資金を増やすことができるでしょう。
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ライブベットの提供がない試合の場合、キャッシュアウト対象外の可能性があります。もしくは、試合開始となってからキャッシュアウトボタンが現れる場合もあります。試合が始まってからキャッシュアウトボタンの有無を再度確認してみましょう。
ブックメーカーによって、さらには試合やマーケットによって異なります。例えばbet365では、同じマネーラインの賭けでも、試合開始前にキャッシュアウトしたい場合、賭け金の全額が戻るキャッシュアウトもあれば賭け金よりも少し低いキャッシュアウト額の場合もあります。
キャッシュアウトが締め切られた、または停止中となっています。試合の終盤ではない限り、キャッシュアウトボタンは一旦消えても、また現われることがあります。キャッシュアウトのタイミングを見計らっているのなら、こまめにキャッシュアウトボタンをチェックしましょう!